宮崎 茜
ミヤザキ アカネ
研究概要
19世紀フランス文学を専門とし,散文詩や自由詩の成立に見られる詩的表現の自由化と,その歴史的背景および美学的条件についての研究を行っている。アロイジウス・ベルトランやシャルル・ボードレールの作品を中心に,詩と散文の境界が揺らぐなかで,新たな表現形式がいかに模索されたのかを考察してきた。 また,こうした文学形式の変容と不可分な問題として,翻訳や受容の役割にも着目しており,とりわけE.T.A. ホフマン作品のフランスにおける流行に代表される,19世紀文学における想像力の越境的な運動に関心を寄せている。そのため,文学を単独の言語表現としてではなく,音楽や絵画といった他の芸術と交差する表現実践として捉え,19世紀文化における諸芸術の相互作用を総合的に考察することを目指している。
専門
フランス語,フランス文学