能勢 学
ノセ マナブ
経済学部 准教授
研究概要
私は、新興市場国、低所得国の財政問題、企業や都市の発展、大規模災害・不確実性を中心テーマとして、実証研究を進めてきました。博士論文では、2004年スマトラ島沖地震・インド洋津波後の災害支援の効果を検証し、ブラウン大学での研究チームと共に、インドネシア・アチェ州でフィールド調査を行いました。近年は、センサスやサーベイデータ等の従来の経済データとビッグデータを用いて、東南アジアの地域間インフラ投資や、コロナ禍を経てグローバルに進行しているデジタル化の政策評価などに取り組んでいます。 経済学PhD取得後、IMFや世界銀行ではアジア、アフリカ諸国の政府や中央銀行を相手とし、14年ほど政策実務に携わりながら、財政・債務問題、マクロ経済成長に関する研究を進めてきました。その間に東京大学に在籍し、教育・研究に携わりました。各途上国が抱える現実の政策課題は一様ではなく、複雑に関連し合っており、特定の政策介入のマクロ、ミクロ経済効果を正しく理解するためには様々な知見を蓄積していく必要があります。学生の皆さんには、講義やゼミ活動を通じて、現実経済が抱える様々な課題の中から、経済学的な視点から主要な研究対象を絞り込み、理論的仮説を立て、データを駆使して検証していく研究の面白さを伝えられればと考えています。
専門
開発経済学、公共経済学、応用計量経済学、国際経済学