慶應義塾

松本 守雄

マツモト モリオ

医学部 整形外科学教室 教授

研究概要

1.疾患感受性遺伝子の同定と創薬に向けた機能解析 脊椎疾患の中で特発性側弯症や後縦靱帯骨化症は関節リウマチなどと同様、多遺伝子疾患とされている。特発性側弯症は思春期女児の2%に生じるとされ、進行すると手術を要する疾患である。 慶應大学が中心となり全国複数の側弯症センターと共同で特発性側弯症患者のDNAと臨床症状を収集し、理化学研究所と共同でゲノムワイド相関解析の手法で疾患感受性遺伝子を複数同定した。またその機能解析を行うことで側弯発症・進行のメカニズムを解明し、将来的に正確な進行予測に基づいた早期介入を行うオーダーメード医療を確立する。 後縦靱帯骨化症は脊髄麻痺を呈する難治性疾患である。慶應大学を中心として全国の脊椎センターと理化学研究所との共同で後縦靱帯骨化症の疾患感受性遺伝子を同定した。現在、その詳細な機能解析を行い、将来的な創薬に結びつける研究を現在行っている。 2.明治大学理工学部と共同で骨代替材料の開発 具体的には特殊な製法で作成した気孔率の高いハイドロキシアパタイトファイバーメッシュを骨形成因子のキャリアーや骨芽細胞のscaffordとして用い、in vitroおよびin vivoでの骨形成を確認している。 将来的には不足する移植骨の代替材料として臨床応用を目指している。

専門

脊椎外科、低侵襲脊椎手術、側弯症

論文指導資格

医学研究科における論文指導資格

修士/博士

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