西尾 宇広
ニシオ タカヒロ
文学部 独文学専攻 教授
研究概要
ドイツの哲学者ユルゲン・ハーバーマスに代表される「公共圏」論に、文学研究の立場からアプローチを試みています。これまでは、フランス革命後の混乱の時代を生きたプロイセン人作家ハインリヒ・フォン・クライストを中心に、1800年頃のドイツ語圏の文化と政治をおもな考察対象としてきました。最近は「長い19世紀」の真ん中へと徐々に軸足を移しながら、文学やジャーナリズムを介して成立する広範な言論空間が社会のなかで担いうる公共的な役割について、歴史的な視野で考えています。目下、関心を持って取り組んでいるテーマは「嘘とフィクション」をめぐる問題圏です。
専門
近代ドイツ文学