慶應義塾大学理工学部の檜垣グループでは、物理学の究極の統一理論を構築する研究をしています。
自然界には、強い力、電磁気力、弱い力、そして重力という世界を形作る4つの力があります。宇宙の起源を探究するため、これらの微視的な性質を数少ない原理で理解することが目的の1つになりますが、課題は重力です。既存の理論のように重力を伝達する役目を粒子に担わせることは難しく、そのため重力を広がった弦として扱う「超弦理論」を用いて研究を行っています。この結果、重力の微視的な性質の解明が期待されるだけでなく、弦の広がりという「余分な自由度」により、宇宙の主要な構成物として知られる、暗黒物質や暗黒エネルギーの候補が自然に現れることが期待されています。