慶應義塾

"伝えること"で笑顔を広げられたら・・・

公開日:2012.12.26

齊藤美絵さん

ラジオパーソナリティ×フードマエストロ

2004年総合政策学部卒業  

齊藤さん

◆“言葉”の持つ力、“伝える”ことに魅了されて。

「自分がチャレンジしてみたいと思うことはどんなことでも、一度やってみるといいよ。」

「他の誰にも負けないものを、ひとつ身につけるといいですよ。」

「人とのコミュニケーションは、テニスのラリーのようなもの。

相手が打ちやすいところに、丁寧に返すことが大切ですよ。」

SFC在学中に、教授や先輩、友人から数えきれないほど心に響く言葉を頂きました。

その言葉が、私の次の一歩を踏み出すきっかけになり、その積み重ねで今があるのだと思います。“言葉”の持つ力や“伝える”ことへ魅了され、ラジオパーソナリティになって11年間、

今もその魅力を日々感じています。今、この瞬間をどういう言葉で伝えることが、その時間を共有しているリスナーさんに心地よく受け取って頂けるのか。幼いお子さんからご年配の方まで、マイクの向こうにいる人達のことを思い浮かべながら、自分の声や言葉という“伝えるフィルター”に、向き合っています。 

◆感謝の心で“伝える”。

私がこのお仕事に携わるきっかけになったのは、SFC在学中のことです。大学1年生の終わりに同級生から声をかけてもらって、ラジオの世界へ。また、3年生の秋祭で、先輩に誘われて、学内で行われたナビゲーターコンテストに出場し、現在の事務所に所属することになりました。どこにどんなチャンスがあるのか、本当に分からないものですよね。

そんなラジオでの取り組みを応援して下さった研究会の先生、故・孫福弘さんをはじめ、先輩やまわりの仲間達には心から感謝しています。

そして、その「感謝」の気持ちが、全ての原動力になっていることを感じます。

SFCに入学した時にはじめての一人暮らしで感じた両親への感謝もそうですし、身近にいる

人達から、会ったことはないけれど生活を支えてくれている数えきれないほどの人達へ。その感謝の心をラジオをはじめとする、声で「伝える」ということで恩返しが出来たら・・・そんな嬉しいことはありません。

ラジオには、様々なメッセージが届きます。「イルミネーションが綺麗な場所に来ました!」や

「デート中です。」「家族とドライブしています。」といったものから、悩んでいたり、辛いことがあって・・・というメールまで。色んな方々が聴いて下さっている中で、少しでも楽しい気持ちになってもらえたらいいなと、「ありがとう」の心を込めて、相手に寄り添う気持ちでポジティブな言葉を話すように心がけています。

◆“なぜ”その問題を解決しなければならないのか?という問いが信念に。

SFCでは、問題発見をし、問題解決に取り組む場面が数多くありました。

その時に、学んだ様々な解決へのプロセスはもちろん、「なぜその問題を解決しなければならないのか」という問いに向き合ったことが今、何を取り組むにしても大事な鍵になっています。

2009年より、ハワイの農業や食品製造メーカーを盛り上げる活動に携わることになったのですが、それまではまさか、ハワイの農業が衰退していたり、食品製造メーカーが大変な状況にあることは知らず、観光地であるハワイの現実を目の当たりにして驚きました。

そして、「伝える」というポイントで何か私が役に立てることはないかと関わることになりましたが、当初は傍から見て、ラジオパーソナリティの私がなぜ?という風に思われることもありました。しかし、問題を発見して、その問題を解決していく・・・ということを繰り返し行ってきたからでしょうか。目の前に起きていることを前に、何もしないということが出来ませんでした。

「今の私にできることは・・・」と、SFC生の頃と同じように、パワーポイントや手書きで資料や企画書を作り、その会社の社長や社員に次から次へと提案を行いました。

ハワイの畑や工場に足を運んで、現地の人達と頻繁にコミュニケーションを取っていく中で

ハワイの方々から必要として頂き、ハワイの食や製造メーカーを伝える人として、展示会のプロデュースやパンフレットの制作、コラボイベントの展開等、様々なことが進行しています。

声以外で「伝える」ということは、新たな発見がたくさんあり、その経験がラジオパーソナリティである自分にとってもかけがえのないものになっています。

また、SFCでいつも「“なぜ”その問題を解決しなければならないのか」と考えていたことが大きな力になりました。ハワイの農業や食品製造メーカーの問題になぜ、私が携わって、解決していきたいのか・・・常に考えていました。そして、それは「人の喜ぶ顔がみたい、親孝行と同じように地球孝行がしたい。」ということなのだとあるとき気が付いたのです。ハワイのファーマーやメーカーさん達が喜ぶ顔、そんなハワイ産の美味しいを知って、食べて喜ぶ人達の顔がみたいということ。また、農地を守ることで、大地がコンクリートで埋め尽くされることを回避し、太陽と大地、そして人が時間をかけて育んだ恵みに感謝出来るものを伝えたいということです。すごく当たり前でシンプルなことなのですが、このことが信念になり、肩書や方法にとらわれずに自分の使命として携われたように思います。それは5年後も10年後も、ぶれない自分自身の軸になるものだと確信しています。

これからも、ラジオをはじめとする声を使ったエンターテイメントやハワイの農業・食品製造メーカーを盛り上げる取り組みを「伝える」ことを通して努めていき、人の心に喜びの種を届け、笑顔を広げられたらと願っています。

ラジオのスタジオにて
オアフ島でタロイモチップスを作っている工場にて

齊藤美絵(さいとう みえ)

SFC在学中よりラジオの世界に携わり、卒業後Fmyokohama「WE LOVE SHONAN~our native shore」のパーソナリティを8年間担当。現在は、TOKYO FMにてKIRIN BEER “Good Luck LIVE”や特番を担当している。ラジオ番組やコンビニ・TVのナレーション、MC、コラム執筆等を行う一方、フードマエストロとして、2009年よりハワイの農業・食品製造メーカーを盛り上げるため、現地の畑や工場に足を運び、その現状や魅力を伝える活動を行っている。

<現在のレギュラー番組>

TOKYO FMをキーステーションにJFN38局でON ANIR

KIRIN BEER“Good Luck LIVE”ライブアテンダント 毎週土曜16:00~16:55

JR東日本コンビニ“NEWDAYS”店内番組ナビゲーター

Fox bs238ナレーション

<ハワイの農業・食品製造メーカーを盛り上げる活動>

EAT HAWAII PROJECT http://www.facebook.com/eathawaii

(掲載日:2012/12/26)