慶應義塾

WS06:多言語教育ワークショップ~多言語で俳句を詠む~ 課題

以下の文章を読み、課題エッセイを1,500字程度で執筆して提出してください。課題の内容は最後に書かれています。


 翻訳とは、ある表現を単に別の言語に置き換えるだけのものではありません。言語と言語、文化と文化の狭間にあるものを、繊細な手つきで炙り出したり、一方で(意図せず)見えにくくしたり、あるいは擦り合わせたりする作業です。そのプロセスで翻訳できない表現に出会うこともままありますが、そういう時こそ異文化を生きる人々の言語・文化・社会について理解を深めるチャンスです。イギリスの研究者であるスーザン・バスネットは、「The more we understand about translation, the more we learn about human communication in an increasingly multifaceted, globalized world./翻訳についての理解が深まれば深まるほど、私たちは、どんどん複雑でグローバル化していく世界における人と人とのコミュニケーションについて、より多くのことを学ぶことができる」と述べています(Translation Studies, 4th edition, Routledge, 2014, p.13)。

 以下の課題を通して、ある表現が国境や文化圏を超える時に生まれ得る摩擦や変化に、あなたが地道に粘り強く向き合ったプロセスと、多文化共生社会におけるのぞましいコミュニケーションのあり方を真摯に模索する姿を見せてください。


以下の概要に沿って、課題に回答してください。

※ 昨年度の参加者は、ワークショップに参加して得た学びも踏まえて回答してください。

【やること】

  1. ことわざを選ぶ:あなたの高校の図書室に行って『新明解 故事ことわざ辞典 第二版』(三省堂編修所)あるいは『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店)、『故事俗信ことわざ大辞典 第二版』(小学館)を閲覧し、「外国語に変換しにくそうな」面白いことわざを一つ選んでください。(該当図書がなければ、類似図書でも問題ありませんが、タイトルと出版社を明示してください)

  2. 言語を変換する:自分が学んでいる外国語に変換する(「辞書の訳/辞書を使って自分で考えた訳」「AIや翻訳アプリの訳」の2種類を用意)

    ※ 変換できる言語は英語、中国語、アラビア語、フランス語、朝鮮語の5言語のみです。

【エッセイにまとめる内容】

  1. 上記の「辞書の訳/辞書を使って自分で考えた訳」と「AIや翻訳アプリの訳」

  2. 言語を変換する中で気づいた、「異文化にどこまで伝わるか(可能性)」と「どうしても伝わらないであろうと考えられる壁(限界)」などについての考察

  3. 自分のこれまでの外国語学習の経験を上記1・2と絡めたまとめ

留意事項:

① 文字数は1~3合わせて1,500字程度

② 日本語を外国語に変換する際には、いったん逐語的に置き換えてみる

③ 参考にした辞書名と出版社、翻訳ツール(DeepLやGoogle翻訳など)を記載すること

例:「花より団子」→「Better food than flowers」(DeepL)

生成AIの利用について

この課題の一部では生成AIを利用してもらいます。指定箇所以外においては、あくまで補助ツールとしての利用にとどめ、出力したものをそのまま利用することはしないでください。生成AIを利用した場合は、①どのように利用したか、②利用した生成AIツール(ChatGPT, Gemini, Claudeなど)を末尾に記してください。

【提出時の注意】

PDFにして送ってください。

ファイルサイズは最大で10MBです。

ファイル名は「氏名.pdf」としてください。(例:慶應太郎.pdf)

※提出レポート内にも氏名を記載してください。