
岩田 高志
イワタ タカシ
Iwata, Takashi
環境情報学部/准教授基本情報
専門
動物生態学
関連リンク
研究者番号
10636913
研究室情報
神奈川県藤沢市遠藤5322 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス イオタ館407
教員からのメッセージ
野生動物の研究の魅力は、まだ誰も知らない世界に出会えることです。野外で動物の行動を調べていると、私たちの想像を超える生き方や巧みな環境への適応に驚かされることが少なくありません。自然の中で動物たちがどのように暮らしているのかを知ることは、純粋な知的好奇心を満たしてくれるだけでなく、自然との関わり方を考えるきっかけにもなります。研究では、野外での調査からデータ解析まで、さまざまな方法を組み合わせて野生動物の暮らしを読み解いていきます。調査や分析を通して、これまで知られていなかった行動や生態が見えてくる瞬間は、この研究分野ならではの大きな魅力です。自然や動物に興味があり、「まだ誰も知らないことを知りたい」という好奇心を持つ人と、一緒に研究に取り組めることを楽しみにしています。
略歴
プロフィール
慶應義塾大学環境情報学部准教授、博士(理学)。神奈川県大和市生まれ。専門は動物生態学。動物に小型の記録計を装着して行動や周囲の環境を記録する「バイオロギング」と呼ばれる手法を用い、野生動物の行動や生態の解明に取り組んでいる。これまでに南極、亜南極、ノルウェー、アイスランド、カナダ、タイ、メキシコなど世界各地で野外調査を行い、クジラ、アザラシ、オットセイ、ペンギン、アホウドリ、カジキなど多様な海洋動物を対象に研究を行ってきた。2021年以降は日本国内でも調査を展開し、クジラやイルカ、ウミガメ、サメ、淡水ガメ、サンショウウオなど幅広い動物を対象に研究を進めている。研究ではバイオロギングに加え、水中音響観測や食性解析などの手法を組み合わせることで、野生動物の行動や生態を多角的に理解することを目指している。野生動物の生態解明という基礎研究を基盤としながら、人と野生動物の共存や海洋環境の理解にもつながる研究に取り組んでいる。
経歴
東京海洋大学 海洋観測支援センター 博士研究員
東京大学 大気海洋研究所 特任研究員
東京大学 大気海洋研究所 海洋科学特定共同研究員
研究
研究概要
動物に小型の記録計やカメラを取り付け、野生動物の行動や周囲の環境を記録する「バイオロギング」と呼ばれる手法を用いて、直接観察することが難しい動物たちの暮らしを解き明かす研究に取り組んでいます。特にクジラやイルカなどの鯨類、アザラシなどの鰭脚類をはじめとする海洋動物を対象に、行動や音響生態の解明を進めてきました。また、大阪湾に生息するスナメリやハセイルカの生態研究にも取り組んでいます。研究ではバイオロギングに加え、水中音響観測や食性解析などの手法を組み合わせ、野生動物の生態を多角的に理解することを目指しています。研究フィールドは日本国内にとどまらず、世界各地の海域に広がっており、イギリス、カナダ、ニュージーランド、アイスランド、タイ、ノルウェー、アメリカ、ドイツなどの研究機関と共同で研究を進めています。動物の生態解明という基礎科学を基盤としながら、野生動物と人間の共存、気候変動が動物に与える影響の理解、さらにはバイオロギング技術を活用した海洋環境の課題解決にも取り組んでいます。
研究キーワード
- 海生哺乳類
- 行動生態学
- 動物生態学
- バイオロギング
研究分野
動物生理化学、生理学、行動学 / 海生哺乳類、バイオロギング
水圏生命科学 / 海洋動物生態
自然共生システム / 保全生態
環境動態解析 / バイオロギングによる環境モニタリング