慶應義塾

小野 政徳

オノ マサノリ

ONO Masanori

医学部 産婦人科学教室(産科)/教授

基本情報

専門

低侵襲手術、生殖外科、周産期医学、生殖医学、遺伝医学、内分泌学

研究者番号

70348712

論文審査資格

医学研究科における論文指導資格 : 修士/博士

略歴

研究

研究概要

生殖・妊娠機能と子宮疾患のメカニズム解明を目的として、基礎研究から臨床研究まで一貫した研究を行っています。特に、子宮筋組織に存在する幹細胞、内分泌、そして体内時計(概日リズム)に着目し、女性の健康と妊娠に関わる新たな知見の創出を目指しています。 これまでに、ヒト子宮筋から幹細胞候補を分離し、組織の再生や維持に関わる能力を持つことを明らかにしてきました。また、子宮筋腫においては、女性ホルモンの影響下で周囲の細胞から分泌されるシグナル(WNT)が幹細胞を活性化し、腫瘍の増大に関与することを解明しました。さらに、このシグナルを抑制することで細胞の増殖が抑えられることを示し、新たな治療につながる可能性を示しています。 一方で、近年注目されている「体内時計」と生殖機能の関係についても研究を進めています。子宮において時計遺伝子がリズムをもって働いていること、そして食事のタイミングがそのリズムに影響を与えることを明らかにしました。さらに、特定の時計遺伝子を欠損させた動物モデルでは妊娠の維持が困難となることを示し、体内時計が妊娠に重要な役割を果たすことを報告しています。 これらの知見を臨床に応用し、生殖医療において生活習慣と妊娠率の関連についても検討を行っています。また、卵巣の細胞において体内時計が女性ホルモンの産生に関与することも明らかにしています。 さらに、がん等の治療に伴う妊孕性低下に対する「妊孕性温存療法」に関する研究にも取り組んでいます。患者さんのニーズを明らかにするとともに、公的助成制度の整備や医療従事者向けの教育体制の構築に貢献してきました。 これらの研究を発展させ、基礎研究と臨床研究を融合したトランスレーショナル研究を推進していきます。慶應義塾大学の強みである基礎・臨床の連携体制と関連施設ネットワークを活かし、多施設共同研究を展開することで、新たな診断法や治療法の開発につなげていきます。

研究テーマ

2006.04 - 2007.03

ヒト子宮筋・内膜における成体幹細胞の同定と分離

2004.04 - 2007.03

雌性生殖器官における成体幹細胞の同定と単離

2012.04 - 2015.03

子宮内膜症・腺筋症における幹細胞の役割の解明

研究活動

Scopus論文情報

最終更新日
年ごとのScopus論文数
出版年論文数
20051
20062
20075
20084
20092
20104
20122
20135
20147
20158
20162
20176
20182
20195
20209
20215
202212
202316
202416
20259
202610
総文献数
132
総引用数
3204
h-index
28

教育活動

所属