慶應義塾

松尾 光一

マツオ コウイチ

Matsuo, Koichi

医学部/名誉教授

基本情報

専門

解剖学、骨の細胞組織学

関連リンク

研究者番号

40229422

論文審査資格

医学研究科における論文指導資格 : 修士/博士

略歴

総合紹介

当研究室は、破骨細胞および骨芽細胞の相互作用(カップリング)をはじめとする骨代謝学研究で実績を重ねてきました。2010年頃からは骨の三次元形態形成へ焦点を移し、マウスの長管骨や椎骨、耳小骨、頭蓋底骨などを対象に、内軟骨性骨化や形態変化の細胞レベルの仕組みを解明してきました。さらに東北大学との共同研究により、放射光施設SPring-8のX線位相顕微鏡CTを用いて、皮質骨を挟み破骨細胞と骨芽細胞が協調する「trans-pairing」のメカニズムを明らかにしました。2021年頃からは、非対称な分子や細胞から高度な左右対称性が構築される「ホモキラル相称(homochiral bilaterality)」という新概念の確立と、そのメカニズム解明に挑戦しています。

経歴

2009.06 - 2026.03

慶應義塾大学医学部 共同利用研究室(細胞組織学) 教授

2007.04 - 2009.05

慶應義塾大学医学部 微生物学・免疫学教室 准教授

2026.04

公益財団法人実中研 所長付 アドバイザー

研究

研究概要

破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成が繰り返され、骨は生涯にわたり再構築される(骨リモデリング)。また、さまざまな原因で骨吸収が過多になると骨破壊や骨粗鬆症をきたす。我々はマウスモデルを用いて、破骨細胞と骨芽細胞の細胞間相互作用を担う分子としてephrinB2(膜貫通型のリガンド)とEphB4(チロシンキナーゼ型受容体)を同定し、新しいカップリング因子の概念を提唱し、骨吸収から骨形成へ遷移するメカニズムを示した(Zhao他, 2006, Matsuo and Irie, 2008)。さらにephrinA2やEphA2などの関連分子も骨代謝を調節していることを見出した(Irie 他, 2009)。一方、骨でも重要な転写因子AP-1 (Fos/Junの2量体)が、自然免疫応答や、軟骨内骨化による骨折治癒を抑制することをマウスの実験で示した(Takada et al, 2010, Yamaguchi et al, 2009)。また、破骨細胞と骨芽細胞による骨リモデリングを、音を伝導している耳小骨において解析し、骨リモデリングの制御や破綻のメカニズムを解析した(Kanzaki 他, 2006, 2009, 2011)。

研究キーワード

  • ホモキラル相称
  • 左右(非)対称性
  • 破骨細胞
  • 骨芽細胞
  • 骨細胞
  • 骨リモデリング
  • 骨モデリング
  • 耳小骨

研究分野

その他 / 骨代謝学

その他 / 骨免疫学

細胞生物学

解剖学

研究テーマ

2015.04 - 2026

内軟骨性骨化における骨形成性血管の解析

2000 - 2026

骨の形態形成とバイオミネラリゼーション・恒常性維持のメカニズムを、細胞間相互作用によって解明することを目指している。

研究活動

Scopus論文情報

最終更新日
年ごとのScopus論文数
出版年論文数
19861
19871
19911
19921
19934
19943
19957
19964
19971
19981
19992
20005
20022
20031
20044
20051
20066
20075
20087
20096
20102
20114
201212
20136
20145
20156
20163
20175
20181
20195
20201
20215
20222
20233
20244
20253
20262
総文献数
132
総引用数
8334
h-index
41

教育活動

所属