ガーフィンケルが秩序問題に対して与えた解決である「信頼」の概念を、彼の行なった違背実験を手がかりとして考察した。とくに「三目並べ実験」を取り上げ、社会秩序がルールそのものによって支えられているのではなく、ルールの間主観的妥当性に対する信頼によって支えられていることを明らかにした。さらにこの信頼概念は、社会秩序は根拠をもたないという含意をもつことを論じた。