慶應義塾

光の損失に強い量子もつれ配送の新手法を実証

-「ハイブリッド量子もつれ」により広域量子ネットワークの実現へ前進-

公開日:2026.09.11
広報室

慶應義塾大学

大阪大学

慶應義塾大学大学院理工学研究科の清水耀(博士課程2年)、同大学理工学部電気情報工学科の武岡正裕教授らの研究グループは、同大学理工学部物理情報工学科の早瀬潤子教授および大阪大学大学院基礎工学研究科/量子情報・量子生命研究センター(QIQB)兼任の生田力三准教授らと共同で、新たな量子もつれ配送手法の実験的実証に成功しました。

本研究では、異なる性質の量子状態を組み合わせた「ハイブリッド量子もつれ」と、1個の光子の検出を利用して離れた量子もつれを接続する手法を組み合わせた量子もつれ配送実験を行いました。その結果、光損失が増加した場合でも、量子もつれの伝送効率の低下が従来方式より緩やかになることを実験的に明らかにしました。

本成果は、光損失が大きくなる長距離の量子通信において、量子もつれをより効率よく配送するための新たなアプローチを示すものです。将来的には、複数の量子機器を広域に接続する量子ネットワークの実現に貢献することが期待されます。

本研究成果は、2026年9月8日に、アメリカ光学会が出版する国際学術誌 Optica に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(PDF)