慶應義塾

世界初の「亜急性期脊髄損傷に対するiPS細胞由来神経前駆細胞を用いた再生医療」の臨床研究、最長4年間の追跡で長期安全性を支持

公開日:2026.07.22
広報室

慶應義塾大学医学部

慶應義塾大学再生医療リサーチセンター

慶應義塾大学再生医療リサーチセンターの岡野栄之センター長/教授、慶應義塾大学医学部整形外科学教室の中村雅也教授を中心とする研究グループは、臨床研究「亜急性期脊髄損傷に対するiPS細胞由来神経前駆細胞を用いた再生医療」の終了後も長期経過観察研究を継続しています。このたび、移植後最長4年間の追跡結果を取りまとめ、移植細胞に起因する腫瘍形成や重篤な有害事象は認められず、長期的な安全性が支持されたことを報告しました。

ヒト損傷脊髄に対するiPS細胞由来神経前駆細胞移植は、本研究にて世界で初めて実施されました。今回の研究成果は、本治療法の安全性がさらに確認されたことを示すものです。また、移植後52週までの運動機能の改善幅およびAIS重症度の改善割合はいずれも、ヒストリカルコントロールを上回る結果でした。これらの成果は、重度脊髄損傷患者に対する脊髄への細胞移植療法やiPS細胞由来神経前駆細胞移植の発展性を拓くものです。

本研究成果は、移植後1年間の臨床研究と、その後の長期経過観察研究の成果をあわせて報告するものとして、2026年7月21日(英国夏時間)に国際学術雑誌Nature Medicine(オンライン版)に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(PDF)