慶應義塾大学
国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学
慶應義塾大学薬学部薬理学講座の森﨑祐太 助教、三澤日出巳 教授らは、名古屋大学環境医学研究所の山中宏二 教授、小峯起 講師らとの共同研究により、免疫チェックポイント分子「LAG-3」が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)におけるミクログリアの機能を病気の進行段階に応じて切り替えるスイッチとして働くことを発見しました。LAG-3 を欠損させたALS モデルマウスでは発症が早まる一方、その後の病態進行は緩やかになりました。研究の結果、この一見矛盾する変化は、LAG-3 がミクログリアの「炎症」と「貪食(不要物の掃除)」という二つの機能を病期に応じて別々に制御しているために生じることが明らかになりました。今回の発見は、免疫チェックポイント分子を標的として、病期に合わせてミクログリアの働きを選択的に調節する、新たなALS治療戦略や神経変性疾患治療の開発につながることが期待されます。本研究成果は、2026 年6 月25 日に国際学術誌Journal of Neuroinflammation に掲載されました。
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