2024/04/24
広島大学
慶應義塾大学
日本大学
【本研究成果のポイント】
中性子星(パルサーともいう)において、自転が突然速くなるという現象(グリッチ)がある
グリッチの起源として、中性子星の内部の量子流体がつくる巨大な量子渦ネットワークの形成を世界で初めて提案した
天文学で観測されているグリッチの統計的な性質を説明して、ミクロな系のトポロジカルな量子現象が天体のようなマクロな系に現れることを解明した
本研究では、中性子星の内部の量子流体が導く巨大な量子渦ネットワークのもつ統計性を世界で初めて発見しました。中性子星は、非常に密度が高く、高速で回転する小さな天体です。中性子星の自転が突然急激に加速するという現象(グリッチ)がなぜ起こるのか謎でした。私たちは、中性子星の二つの異なった種類の量子流体による量子渦が巨大なネットワークを形成することを見出しました。この巨大な量子渦ネットワークが形成される規模を数値シミュレーション計算で調べることによって、モデルの詳細によらずに、天文学で観測されているグリッチの統計性を説明することに成功しました。
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