慶應義塾

ウェアラブルデバイスでふらつきを測定-日々の体調変化の見える化による医療・ヘルスケア-

公開日:2022.11.16
広報室

2022/11/16

北里大学

慶應義塾大学

北里大学医学部の藤岡 正人教授(分子遺伝学、耳鼻咽喉科・頭頸部外科)、慶應義塾大学医学部の山野邉 義晴(耳鼻咽喉科学、大学院医学研究科博士課程)らの研究グループは、加速度センサを内蔵したイヤホン型ウェアラブルデバイスで頭部運動を追跡するシステムを考案し、その基礎研究を行いました。

メニエール病や更年期障害、起立性低血圧など、変動するふらつきやめまいを引き起こす病気は多岐にわたりますが、その多くは日常生活で生じるものです。本成果では、今まで医療機関でしか検査できなかった平衡機能を病院外や自宅で計測することで、日々のふらつき症状の変化を定量的に評価できる可能性が示されました。この成果を活用することで、平衡機能障害を呈する疾患の診断や経過観察に役立つとともに、日常生活に隠れる“体調”の変動をユーザーが自ら理解する、いわゆる“ヘルスケア”領域において、本システムが幅広く役立つものと期待されます。

今後は、遠隔医療・診療やヘルスケア領域での社会実装を目指して臨床応用研究を行うと共に、変動性内耳障害(難聴・めまい)に対する臨床試験・治験でのめまい症状の評価に活用してまいります(この研究成果は、2022年10月11日に、Journal of Medical Systemsに掲載されました)。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(PDF)