慶應義塾

世界初、ブタの体内で部分切除した腎臓の再生に成功-腎臓再生医療の研究を加速-

公開日:2022.03.03
広報室

2022/03/03

慶應義塾大学医学部

慶應義塾大学医学部外科学教室(一般・消化器)の田島一樹特任助教、八木洋専任講師、北川雄光教授らの研究グループは、動物の腎臓から、主にコラーゲンなどの有効成分を残して臓器の骨格のみを取り出す「脱細胞」という技術を応用して、世界で初めてブタの体内で部分切除した腎臓の一部を再生させることに成功しました。腎臓は再生能力に乏しいことが知られていますが、今回再生に成功した腎臓内部には、腎機能の重要な構造であるネフロンを構成する糸球体、血管、尿細管の詳細な構造が再現されており、更に再生部分で血流の一部が再開されていることが示されました。本研究は、外から細胞を入れずに足場構造のみで腎臓の自己再生機能を呼び起こすことができた点で非常に大きな意義があり、今後の新しい腎臓再生医療の実現に寄与することが期待されます。

本研究成果は、2022年2月28日(日本時間)に国際学術雑誌『NPJ Regenerative Medicine』オンライン版に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(PDF)