慶應義塾

レーザーを使ってグラフェン量子ドット構造を描くように生成-環境に優しいオプトエレクトロニクスデバイスの新しい作製技術-

公開日:2022.01.25
広報室

2022/01/25

慶應義塾大学

慶應義塾大学大学院理工学研究科の林秀一郎(博士2年)、常光兼人(修士2年)、寺川光洋准教授は、レーザーパルスを透明高分子材料に集光照射することで、蛍光性を示すグラフェン量子ドット(Graphene Quantum Dots: GQDs)が生成されることを明らかにしました。

量子ドットは量子閉じ込め効果により蛍光を示すナノサイズの粒子であり、発光ダイオード、バイオマーカー、偽造防止タグ、等、様々な用途への利用が期待されています。中でもGQDsは環境に優しく、持続可能社会に適合する粒子として近年注目を集めています。今回、集光した超短パルスレーザーを高分子材料に照射して走査することで、レーザービームの軌跡に沿って描くようにGQDsを生成できることを明らかにしました。本手法は多光子相互作用によるものであり、材料表面だけでなく材料の内部にも三次元的に蛍光性GQDsをパターニングすることも可能です。今後、光学デバイスやフレキシブル・エレクトロニクス・デバイスへの応用が期待できます。

本研究成果は、2021 年 12 月 28 日(現地時間)に『Nano Letters』に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(PDF)