慶應義塾

VR環境における物体サイズ知覚と仮想的な手を用いて物体を掴む運動の特徴を解明-VR研究やゲーム開発応用へ期待-

公開日:2021.08.16
広報室

2021/08/16

慶應義塾大学

慶應義塾大学文学部の板口典弘助教は、心理学的に厳密な手法を用いて、没入型ヴァーチャルリアリティ(VR)環境における物体の大きさ知覚のバイアス、および仮想手を用いた物を掴む運動(到達把持運動)の特徴を明らかにしました。具体的にはまず、VR環境内の物体は、それが身体部位であろうと日常物品であろうと、実際よりも約5%小さく知覚されることを示しました。次に、仮想手を用いて物体を掴む際には、物体が現実にも存在し、実際に掴める場合には、手の開き幅が約40%程度も大きくなる一方で、物体が仮想的(視覚的)にしか存在しない場合には、手の開き幅は現実環境とほぼ変わらないことを明らかにしました。

本成果は、VRを用いた研究実施や、より高い没入感・より疲れないゲームの開発など、幅広い分野で応用されることが期待されます。

本研究は、2021年8月13日に「Frontiers in Virtual Reality」(オンライン版)に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(PDF)