慶應義塾

感染症対策としてのCO2濃度の利用方法を提言-1,000ppmを目安として柔軟な対応を-

公開日:2021.05.06
広報室

2021/05/06

慶應義塾大学

有志研究チームMARCO

慶應義塾大学理工学部と福島県立医科大学医学部、産業技術総合研究所安全科学研究部門および花王株式会社安全性科学研究所の研究者からなる共同研究グループは、感染症対策としてのCO2濃度に関する基準値の設定背景を整理するとともに、その利用方法の提言を公表しました。これは、慶應義塾大学の奥田知明教授が参加する有志研究チームMARCOの成果です。提言のポイントは以下の3点です。

  1. CO2濃度1,000 ppm を超えないように管理することは感染症対策における換気の目安として有用

  2. ただしこの値は感染症対策として設定されたものではないため、数字に厳密にこだわる必要はない

  3. CO2濃度センサーの選び方には注意が必要

なお、新型コロナウイルス感染症の主要な感染経路は、飛沫感染と接触感染およびエアロゾル感染と言われていますが、CO2濃度を利用した換気対策により対応可能な経路はエアロゾル感染のみであり、飛沫感染や接触感染対策のためには、お互いが距離を取る、手指消毒、マスク着用、顔を触らない、などの基本的な対策を取ることが必須です。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(PDF)