執筆者プロフィール
大川 拓眞
薬学研究科大川 拓眞
薬学研究科
私は普段、免疫学系の基礎研究に従事しており、医薬品開発やレギュラトリーサイエンスとは縁遠いと感じていました。しかし、このプログラムを通じて、基礎研究者にも有益な経験であることを確信しました。この記事では、レギュラトリーサイエンスに馴染みの薄い基礎研究者として、プログラムで得た知見と今後の展望について述べます。
本プログラムはCOVID-19パンデミック以降初の研修であり、初の欧州での研修でした。行き先はデンマーク・コペンハーゲンとスイス・ジュネーブの2か国。コペンハーゲンではデンマーク医薬品局、バイオバンクシステムを管理する機関、2つの製薬企業、大学に訪問しました。また、ジュネーブではWHOと国際連合という世界的な機関を訪問しました。
各訪問先で得た知識や経験を通じて、医薬品開発、医薬品監督、企業の活動、国際機関の役割について広範な理解を得ることができました。この研修を通して、世界の情勢について包括的に学ぶ機会が得られ、通常の研究生活では得られない視点を開拓できました。例えば、バイオバンクという研究を支える根幹となる機関の現状と課題、医薬品局や製薬企業・WHOでの研究の発展の末、販売承認された薬をいかに管理していくかといった視点です。
最後に、研修に同行いただいた漆原先生、原先生、事前講義を担当いただいた大江先生、現地発表の準備に尽力していただいたFoster先生に深く感謝申し上げます。