慶應義塾

コンケン大学 井上 真理(薬学部薬学科6年*当時)

2024年9月9日~10月11日

執筆者プロフィール

  • 井上 真理

    薬学部

    井上 真理

    薬学部

海外の医療体制や薬学教育、薬剤師の働き方を自分の目で見て学びたいと思い、海外アドバンスト実習に応募し、タイのコンケン大学にて5週間に及ぶ実習に参加しました。

実習では、主にがん病棟で薬剤師さんと一緒に患者さんの状態や副作用のモニタリングを行ったり、ケースディスカッションやJournal clubに参加したりしました。他には、現地の薬学生と一緒にがんの講義へ参加したり、薬局を見学したり、タイの伝統医学について学ぶ機会がありました。実習後や週末は、現地のタイの薬学生が地元のレストランや観光地に連れて行ってくれ、現地の文化や食事を楽しみました。

5週間の実習を通して、活発なケースディスカッションや薬学生の豊富な知識に驚き、自分自身も刺激を受けました。病棟では、日々、世界共通のがんのガイドラインや臨床試験の論文のデータをフル活用したディスカッションが展開されており、はじめはついていくのが大変でしたが、薬剤師さんがサポートしてくださり、たくさんの学びを得ることができました。また、薬学部の講義や実習は、ディスカッションやプレゼンテーションの機会が豊富で、日本よりも学んだ知識をアウトプットする機会が多いと感じました。そして、実習の機会も2000時間以上確保されているのがタイの薬学教育の特徴です。能動的な授業を通して、知識を実践的に活用し,薬剤師として疾患を判断し,薬を選べる判断力を養っていました。実習を通してタイの強みを知ると同時に、誰でも同じ医療を受けられる日本の医療体制の強みや2年間の研究の機会がある日本の薬学教育の強みに気づきました。

日本を離れて1カ月以上過ごすのは初めてで、慣れない地での実習に不安もありましたが、現地でしか得られない学びは多く、視野も広がりました。少しでも興味がある方はぜひ参加し、たくさんのものを吸収してほしいと思います。

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