執筆者プロフィール
吉田 菜桜子
薬学部吉田 菜桜子
薬学部
私は、アメリカのアイオワ大学で4週間の実習に参加しました。アメリカと日本の医療の違いを学び、その背景にあるアメリカの文化や特徴、医療従事者や患者の考え方に現地で触れてみたいと思い、海外アドバンスト実習に応募しました。
1週目は薬学生の授業への参加や地域薬局の訪問をおこない、残りの3週間は現地の薬学生とともに病院実習に参加しました。アメリカのチーム医療を学ぶ中で、日本と比較して医療従事者の役割が非常に細分化されていると感じました。特に、アメリカにはファーマシーテクニシャンをはじめ、日本には存在しない職種が数多くあります。そのため、各職種が専門分野に専念し、専門外の業務を他職種に委ねる体制が整っていました。患者一人に対して全職種が大きな役割を担い、それぞれの専門知識や強みを生かしてチームに貢献する姿は、日本が目指すチーム医療の形に近いのではないかと感じました。
また、現地の薬学生も医療チームの一員として患者の治療に大きく貢献している姿を目の当たりにしました。薬剤師がいない状況下でも、医師と議論を交わしながら薬学的なアドバイスをおこなう薬学生の姿が非常に印象的で、そのレベルの高さに圧倒されました。今回の実習は、日本の医療や薬学生の在り方について、自分自身の考えを見つめ直す貴重な機会となりました。
海外に住んだ経験や留学経験のない私にとって、今回の実習は大きな挑戦でした。現地では言葉の壁に何度も直面しましたが、現地で出会った先生方や薬学生、友人、そして一緒に参加した慶應生の仲間3人に助けられ、1ヶ月間の実習を充実したものにすることができました。この実習で得た経験や交流を踏まえ、参加して本当に良かったと感じています。