執筆者プロフィール
三井 直子
薬学部三井 直子
薬学部
私はアイオワ州にあるアイオワ大学で4週間の研修を経験しました。私は幼少期海外に在住経験があり、その時に学んだことが今の自分に多く活かされていると感じ、今回も海外の医療について自分の目で、肌で、感じたいという思いから本プログラムへの参加を決意しました。
合計4週間のプログラムの中で、現地の授業への参加や薬局見学、在宅医療施設への訪問、病院実習など多くの経験をさせていただきました。特に病院実習では実際に現地の学生と一緒に行動させてもらい、薬剤師として何が求められているのかについて改めて考えさせられました。アメリカには薬剤師の他にテクニシャンと呼ばれる方が多く働いており、調剤業務は全てテクニシャンの方が行うため、薬剤師は基本的に対人業務に注力することができます。そのため、患者さんへのフォローアップや医師との話し合いにより多くの時間を割くことができていると感じました。またもう1つ今回の実習を経て、強く感じたことは現地の学生のレベルがとても高かったことです。日本での実習は、指導薬剤師の方が隣にいるのが当たり前で、何か起こった時は必ず誰かが助けてくれる状況下で実習を行っていましたが、アメリカでは指導薬剤師という存在はいますが、基本的に患者さんの対応から医師との話し合いまで全て学生が独立して行っている場合が多く、とても驚きました。特に急性期の病棟実習では、早朝の病室訪問から参加し、その後のチームミーティングにおいては薬に関する幅広い質問に対して学生が躊躇することなく意見を述べていました。このように学生の頃から責任ある業務を経験することで、より質の高い実習になると感じました。
今回のプログラムでは実習だけではなく、多くの学生や教員の方が放課後の時間や休日に私たちを様々な場所に連れて行ってくださり、アメリカの文化を体験することができました。4週間という短い期間ではありましたが、アイオワという自然豊かで、居るだけで幸せになってしまうような街で、多くの心優しい素敵な方々と出会い過ごした日々は、今後一生忘れることのない宝物になりました。