執筆者プロフィール
坂本 優
薬学部坂本 優
薬学部
タイ王国のコンケン大学にて 5 週間の実習に参加しました。主に大学病院のがん病棟でシャドーイングやケースディスカッションを行いました。また、コンケン大学の薬学生と共に、薬物治療学の講義を受け、タイの伝統医療も体験しました。
実習を通して、保険制度の違いによる治療法の選択をする場面に多く出会いました。タイには、30 バーツ (約 120 円) で一般的な治療を受けられる保険と、政府が全額負担する保険等があります。特にがん治療においては選択できる治療法に差が出ると感じ、誰もが平等に医療を受けられる日本の良い点に改めて気づくことができました。
薬学教育の違いについても実感しました。タイの学生は日本の倍以上の 2000 時間を実務実習に費やしており、薬局では、薬学生が患者へのカウンセリングを通じて適切な医薬品を提案している姿を見て、彼らが実践的な知識を持ち合わせていることに感銘を受けました。
放課後や休日は、日本に交換留学生として来ていたタイの学生達と、屋台やショッピングモール、お寺に行ってタイの文化を学びました。日本では実家暮らしのため、いきなりタイでの一人暮らしデビューとなりましたが、タイの友達や、大学の国際交流担当の方にサポートしていただきながら無事 5 週間を終えることができました。
タイでの実習は英語のほかにタイ語という言語の壁がありますが、向こうで出会ったすべての人は親切で、日本の文化にも興味を示してくださいました。英語環境を求めて参加を決めた海外アドバンスト実習でしたが、コンケン大学で実習をする機会をいただき、自分の想像以上の経験を得ることができたので、参加して良かったと心から思っています。
このプログラムに少しでも興味のある方は、ぜひ挑戦してみて欲しいと思います。