センター長 : 渡辺 茂(文学部教授)
活動拠点キャンパス : 三田
センター概要
本拠点は人間の判断の基準となる感性と論理について下記の点を明らかにするとともの、そのような分野横断的な研究を担う若手研究者を育成することを目的とする。
論理と感性の脳内機構
言語との関係
発達的変化
遺伝的基盤
文化的背景
系統発生的起源
その目的のためにいくつかの教育研究のための施設を運用するとともに、大学院との連携のもとに複数指導体制によるプロジェクト科目を大学院科目と設置し、国際連携のための海外連携拠点とは定期的に若手による共同セミナーを行っている。さらに若手研究者育成のための講座および英文論文執筆の支援も行っている。
キーワード・主な研究テーマ
2011年度事業計画
■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標
2011年度は本プログラム最終年度にあたるが成果の集約を図るとともに基本的にはこれまでの教育研究事業を継続する。ただし、事業撤収のための支出があるため、従来よりは規模を縮小し、また海外連携拠点とのセミナーなどは一部行わない。
■2011年度の新規活動目標と内容、実施の背景
本年度は最終年度にあたるため、特に新規な事業は展開しないが、例年行っている大型国際シンポジウムは5年間の活動の集大成として位置づけ、海外連携拠点からの参加も含めて3日間にわたって行う。
2010年度事業報告
■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度
2011年度は最終年度のため、これまでの研究成果を統合し、若手研究者がそれらを発表できるようにすることを中心課題とする。これまでも大型国際シンポジウムを毎年開催してきたが、本年度はすべての海外連携拠点からの参加を求め、3日間に亘りシンポジウムを塾内で行い、その成果を公刊する。また、プロジェクト科目や他の若手研究者の支援活動は従来通り行う。今後の拠点維持についても、大学法人と緊密な連携をとり、若手研究者が今後も活発な研究活動を続けられるような体制の構築を図る。
■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)
公刊論文数:223 "Neuropsychologia", "Neuroimage", "Animal Cognition", "Nature", 高次脳機能研究, 行動分析学研究, 哲学, ほか
学会発表件数:61(国内)、35(国際)
イベントなど社会貢献の実績: 第9回プラトン・シンポジウム市民公開講座 プラトン哲学の現代的意義 (2010年8月7日、三田キャンパス西校舎ホール) 慶應義塾大学言語教育シンポジウム 英文解釈法再考 (2010年7月11日、三田キャンパス北館ホール) 脳の講習会~基礎知識集中講座~ (2010年7月20日から8月6日まで全8回、三田キャンパス北館大会議室ほか) 第4回京都大学・慶應義塾大学グローバルCOE共催シンポジウム (2011年1月9日、京都大学時計記念館2階国際交流ホールI&II) Future Trends in the Biology of Language (2011年3月9・10日、三田キャンパス北館ホール)ほか
■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄
2010年度は新生児のNIRS測定が本格化し、これまでにない成果をあげることができた。動物研究では九州大学との共同研究による突然変異マウスの認知研究が出版され、2大学共同のプレスリリースを行った。文鳥の絵画選好についての研究もプレスリリースを行い、その成果はパリで開催された「美の快楽」シンポジウムで報告され、インドでのDarwin day sympsiumでもビデオで紹介された。また、今年度は新たな企画として玉川大学グローバルCOE拠点、CALTECと共同で神経経済学に関するレクチャーコースを開催し、多くの参加者による生産的な討議が行われた。
プロジェクトメンバー

研究代表者
渡辺茂
教授文学部 人文社会学科 人間関係系
安藤寿康
教授文学部 人文社会学科 人間関係系