センター概要
公益資本主義研究・実装センターは、「公益資本主義」の理念のもと、世界で最大の問題となっている経済格差問題を解決し、健康で豊かな中間層を生み出す生態系システムデザインの研究と、実務者の養成を使命に定めて、この使命を達成するための研究と、この研究の成果を踏まえた社会実装に取り組む。
2026年度事業計画
■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標
2025年度に整備した研究・運営基盤(学外内横断チーム、研究成果の公表、研究と実務の対話の場)を踏まえ、2026年度も「公益資本主義」の理論深化と、経済格差の是正に資する生態系システムデザインの研究を継続する。
研究成果の蓄積を強化するため、文献・ケース・データ分析を進め、公刊論文・国内外での発表の蓄積のみならず、理論を分析だけで終わらせず社会実装活動につなげることを目標とする。
併せて、東京円卓会議等の対話イベントを年2回程度実施し、実装課題の抽出と協働テーマの具体化を進める。
■2026年度の新規活動目標と内容、実施の背景
今後は、研究成果を実装するために必要なアカデミアの人材ネットワークを構築することを2026年度の主眼とする。
プロジェクトとして具体化し、実務者養成を含む継続的な仕組みへ発展させる。
今後の本格センター移行を視野に入れ、センター運営を軌道に乗せて安定させるべく、塾内外の連携をアカデミアにとどまらず民間企業・官公庁・自治体にも広げて協働にふさわしい陣容を目指す。
2025年度事業報告
■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度
・2025年度は、公益資本主義研究・実装センターの設立初年度(スタートアップ期)として、①研究テーマの深化(経済格差の是正と、中間層を生み出す生態系システムデザインの研究枠組み整理)、②学内外横断の研究体制構築の基盤づくり、③研究成果の発信と社会実装に向けた対外ネットワーク形成を重点項目として推進した。
・研究面では、経済・社会科学等の知見に加え、システムデザイン・マネジメントの方法論を接続し、論文公刊および国内外での学会発表・シンポジウム発信を通じて、初年度として一定の研究成果の蓄積と可視化を行った。
・社会実装面では、PICセンター発足式およびWAF東京円卓会議を開催し、研究と実務の対話の場を立ち上げることで、実装上の論点整理と協働可能性の探索を開始した。
以上より、設立初年度として計画していた「研究・実装の基盤整備」と「対外発信の開始」は概ね達成したと認識している。
■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)
研究業績:
・公刊論文数 8本
(カンファレンスペーパー含む、European Accounting Association, Asian Academic Accounting Association, IEEE,『研究年報経済学(東北大学)』、日吉紀要『社会科学』等)
・基調講演・招待講演:13件
・学会発表件数:10件
イベント:
・KGRIセンター発足式(2025年11月28日、義塾三田西校舎ホール)、
・ワールドアライアンスフォーラム東京円卓会議(2025年12月16日、義塾三田南校舎ホール)
社会貢献:
・令和8年度税制改正に向けた職業専門団体との共同による改正提言書作成に関与
その他:
そのほか内外の有識者を招聘しての自主研究会・勉強会開催
■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄
設立初年度として、研究と社会実装を接続する基盤づくりにおいて、以下の成果を得た。
・対外発信とネットワーク形成:センター発足式(2025年11月)およびWAF東京円卓会議(2025年12月)を開催し、公益資本主義の理念と研究・実装の在り方を共有・実践につなげる場を立ち上げた。これにより、学内外の関係者との対話を通じて、実装上の論点整理と今後の協働可能性の探索が進展した。
・研究成果の可視化:公刊論文・カンファレンスペーパーをはじめ、国内外での基調講演・学会発表・シンポジウム発信を行い、設立初年度には嚆矢となる研究成果を対外的に提示した。これらの成果発信を通じ、センターの研究領域と貢献可能性を明確化した。
設置期間
2025年6月1日~2027年5月31日
