センター概要
Vision: 慶應義塾が持つ強みを活かし、多様なスポーツ活動により、持続可能な開発目標の達成に貢献する。
スポーツを、身体活動も含めて広義にとらえ(Sports & physical activity)、中・長期的な身体活動・運動・スポーツ推進、ひいては、ウェルビーイングの実現に向け、①スポーツの価値の普及、②社会課題解決への貢献、③関係性の強化と共創の促進をMissionとして、慶應義塾の横断的な組織の強みを活かし、i)システムズアプローチによる物事の理解と創造、ii)継続性のある多世代および多分野による共創をValueとし、賛同の得られた行政組織・企業・海外の組織等とも連携し、継続的に活動し成果を社会に還元する。
2026年度事業計画
■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標
スタートアップ2年と正式センター化して1年(計3年間)を通じて認識した身体活動促進・SDGs達成・ウェルビーイング向上の社会的重要性を実践すべく、2026年度も、引続き4つの分科会を基盤に、各々の専門・ネットワークを活かし、これまでの活動を更に発展させた。今後も、持続可能な社会にむけて、スポーツの価値を捉え直し、慶應義塾大学の強みを活かし、必要なステークホルダーと連携し、更に研究、社会実装を進めていくことは必須のことと考え継続している。
■2026年度の新規活動目標と内容、実施の背景
概ね①からの継続 新規をいれるとすると、新規自治体との共同研究、新規企業との共同研究。今までの成果をもとに、他地域や他企業への応用をすすめ、スケールアップする。
国からの新しい健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023が公表されたので、そちらをふまえ、普及・周知・実践にもつなげていく。
昨年度より準備を進めている川崎市における高齢者コホート研究を開始する。
2025年度事業報告
■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度
<2025年度活動計画>
持続可能な社会にむけて、スポーツの価値を捉え直し、慶應義塾大学の強みを活かし、必要なステークホルダーと連携し、更に研究、社会実装を進めていく。
1)スポーツ・身体活動の専門部門と関連部門の横断型プラットフォームとして、更にSDGsにつながる身体活動・運動・スポーツ促進に必要なステークホルダーへ働きかけ、活動のスケールアップを図る。また、新規自治体との共同研究、新規企業との共同研究にも取り組み、今までの成果をもとに、他地域や他企業への応用をすすめ、スケールアップする。
2)国際的な関連組織と連携・協働するとともに、成果を国内外に発信する。
3)定期的なセンターミーティング、勉強会、シンポジウム、活動報告会を継続して実施する。
4)スポーツを通した社会課題解決に向けて、多くの人・組織が実働できるよう、Sports SDGs 事例集・デザインガイドブックを発行し、塾内、地域等で、Sports SDGs デザイナー育成プログラムを構築・運営する。また、国からの新しい健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023が公表されたので、そちらをふまえ、普及・周知・実践につなげていく。
<2025年度の実施内容・成果>
2025年度は正式センター2年目となり、昨年開始した4つの分科会(①身体活動とシステムズアプローチ、②フィジカル&メンタル・マネジメント、③スポーツ・サイエンス、④インクルーシブ・スポーツ&身体活動)の活動を継続、更に社会課題の現状も踏まえつつ発展させた。
①身体活動とシステムズアプローチについては、藤沢市との連携による身体活動促進プロジェクト(ふじさわプラス・テン)のグループ運動支援が10周年を迎え、7月に記念のシンポジウムを実施。藤沢市のSDGs供創パートナーへの取り組み(意見交換・イベント等の相互情報発信)の一環として、9/26連携提案発表会にて、スポーツ×SDGs推進の紹介、大学・自治体・企業の協働・共創のコベネフィット視点によるまちづくりを提案。栃木県鹿沼市と連携協定を締結、共同にて学会発表(システムズアプローチ関連)。企業:複数の企業と各プロジェクト(共同研究)を推進中。2023年度より始めた藤沢市の民間施設での高齢者向け運動プログラムによる無作為化比較試験は完遂し、成果が得られた(論文投稿中)。ウェルネスプログラムの実運用をしながら、プログラム実施・評価・改善プロセスの構築に向けて推進中である。コロナ禍の2020年に始めたオンラインラジオ体操は、今年6回目となり、安定した幅広い世代の参加者数を得ている。悪天候のためオンサイト開催は叶わなかったが、日本ラジオ体操協会理事長による体育会学生向け指導者講座を実施。来年度につながる試みとなった。国際的には、米国メリーランド大学が5/28来訪・相互研究発表。スウェーデンのルンド大学より講師が来日・7/17勉強会開催。英国シェフィールドハラム大学他と定期ミーティングにて情報交換・共同研究に発展。
②フィジカル&メンタル・マネジメントについては、所員の田中ウルヴェ京氏らの国際共同研究が進んだ。関連して、英国ダンディーアバテイ大学のラバリー教授が来日・1/6勉強会開催。4/2には千田先生が「良い失敗をしよう:FAIL FASTのすすめ」として講演した(センター共催)。
③スポーツ・サイエンスについては稲見先生を中心に活動を発展。11/16開催のスポーツ×データに挑む若い世代を支援するハイスクール&カレッジ スポーツサイエンスアワード(第1回)を稲見先生大会長にて実施し当センターが後援。80名程度の大学院生・大学生・高校生が参加し、沖縄からの演題出題もあるなど多くの対象者に興味関心が広がった。高校部門にて最優秀賞を受賞した高校は後日東海地区の新聞やTVなどメディアにも取り上げられ大きな反響があった。
④インクルーシブ・スポーツ&身体活動については、誰も取り残さない身体活動促進の一環として、障がいのある方のスポーツ実施・ウェルビーイング向上について、関連教員や地方自治体・企業・他大学・高校生も参加する勉強会メンバーらと課題を共有し、本年度のシンポジウムにつながった。
2025年度で6回目となるKEIO SPORTS SDGsシンポジウム(サブタイトル「行動が変われば社会が変わる:スポーツでひらく持続可能な未来」)は3/7に開催予定。健康・身体活動促進への行動変容を街・職域や社会環境との関係に注目し、セッション1:行動変容を生む環境と仕組みと、セッション2:スポーツが生むSDGsの価値をテーマとして、各分科会の活動報告とともに、テーマに関連するゲスト・講師の講演・セッションを企画・推進中である。
■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)
・公刊論文数 25件(Journal of Aging and Physical Activity, BMC Geriatrics, J Phys Act Health, JMIR Aging, Int J Health Policy Manag., Glob Health Promot., Frontiers in Public Health, Arthroscopy Sports Medicine and Rehabilitation, Journal of Strength and Conditioning Research, Gazzetta Medica Italiana, PLoS One, Nutrients, 運動疫学研究, 体育学研究, 応用老年学, 日本臨床運動療法学会誌, 日本臨床スポーツ医学会誌, 日本健康教育学会誌 他)
・その他執筆 9件(書籍 2件, 専門誌 7件:臨床スポーツ医学, 整形・災害外科, 臨床栄養, 日経BizGate, SDGs白書2025, 持続可能な開発に関するグローバル・レポート 他)
・学会発表件数 20件(国内 19件, 国際 1件)
国内 19件(日本運動疫学会, 日本体力医学会, 日本応用老年学会, 日本健康教育学会, 日本アスレティックトレーニング学会, 日本トレーニング科学会, 日本臨床スポーツ医学会, 日本氷上スポーツ学会, 日本スプリント学会, 日本建築学会, 日本気象学会 他)
国際 1件(American Meteorological Society & Conference on Environment and Health)
・イベント・講演・出展等・その他社会貢献 41件
>第5回KEIO SPORTS SDGsシンポジウム2025(2025年3月15日,日吉キャンパス独立館)
【予定:第6回KEIO SPORTS SDGsシンポジウム2026(2026年3月7日予定, 日吉キャンパス独立館】
>Keio Sports SDGs慶應オンラインラジオ体操2025夏(2025年8月1-5日,オンライン)
>KEIO SFC x SPOBY 脱炭素プロジェクト(2025年11月23日, 湘南キャンパス)
>第4回 Future Earth 日本サミット 「私たちが選ぶ未来 ― 地球温暖化と社会の分断の先にあるもの」(2025年2月9日, 京都)
>「JICAと考える SDGsと途上国のいま、そしてこの先」JICA緒方貞子平和開発研究所(2025年12月2日, 大阪・関西万博)
>「SDGsとビヨンドSDGsの観点から見た日本の政策課題」(2026年1月9日, 国立国会図書館)
>持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)(2025年7月14-23日, 米国ニューヨーク国連本部)
>DWIH Tokyo Symposium(2025年10月7日, 東京)
>大阪・関西万博テーマウィーク・アジェンダ2025『平和の構築・実現』(2025年8月18日, 大阪・関西万博)
>大阪・関西万博テーマウィーク『「いのち輝く未来社会」のデザインに向けた提言』(2025年10月12日, 大阪・関西万博)
>Well-being シンポジウムのDay2クロージングリマークス「SDGs+Beyondに向けて」(2025年10月7日, 万博テーマウィークスタジオ)
>GITA-JAPAN 第36回 コンファレンス,GITA-JAPAN(2025年12月09日,東京 全国町村会館)
>第31回アジア・太平洋地域宇宙機関会議(Asia-Pacific Regional Space Agency Forum: APRSAF)文部科学省他(2025年11月18日,フィリピン・セブ)
>都市計画学会スマートシティ講座, 都市計画学会(2025年10月21日,オンライン)
>テクニカル・シンポジウム発表会 BIPROGY主催(2025年2月6日, BIPROGY東京本社)
>BEYOND SDGs フォーラム「Keio STAR (Sustainable and Transformative Actions for Regeneration)」、日本経済新聞社・日経BP主催(2025年3月6日, ハイブリット開催 東京)
>生体電気インピーダンス法によって評価された電気特性のトレーニングへの応用. 2025年スポーツサイエンスアワード【優秀賞受賞】(2025年11月16日, 神奈川)
>OECDウェビナー OECDレポート『健康長寿と地域ケア』出版を記念して 神奈川県藤沢市における身体活動促進の取り組み ~ふじさわプラス・テンを中心に~(2025年12月7日, オンライン)
>特定健診保健指導・指導員セミナー 第1~3回(2025年9月4・9・11日, オンライン)
>健康運動指導士講習会(2025年7月11日・10月25日, 東京・10月5日, 福井・2026年2月22日, 宇都宮)
>ランニング教室けが予防のための講習会(2025年3月9日, 神奈川) 他
■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄
<2025年度の主な成果>
2025年度は正式センター2年目となり、昨年開始した4つの分科会(①身体活動とシステムズアプローチ、②フィジカル&メンタル・マネジメント、③スポーツ・サイエンス、④インクルーシブ・スポーツ&身体活動)の活動を継続、更に社会課題の現状も踏まえつつ発展させた。
本センタ―の根幹となるシステムズアプローチを踏まえた身体活動促進について、国際的な協働や共同研究が複数進展したこと、国内でも新たな複数の自治体や企業との協働が進んだ。
・身体活動とシステムズアプローチについては、藤沢市との連携による身体活動促進プロジェクト(ふじさわプラス・テン)のグループ運動支援が10周年を迎え、7月には記念のシンポジウムを行った。本プロジェクトは、継続的な成果が認められている。また、システムズアプローチで施策全体を捉え、健康・スポーツ分野以外の担当課も含むコベネフィットに発展した。その後も協働が進み、市の総合政策・健康政策のエビデンスを提供するとともに、フォローアップのインタビューも行い、経年的な発展を得た。同結果を国際学会(第8,9.10回International Society for Physical Activity and Health:ISPAH)にて継続的に発表し、成果を共有してきた。本年度はその成果をもとに、他の2市並びに1企業でワークショップを実施することができた。
・2023年度より始めた藤沢市の民間施設での高齢者向け運動プログラムによる無作為化比較試験が完遂した。実社会での継続的なプログラム実施・評価・改善プロセスの構築に向けて推進中である。
・コロナ禍の2020年に始めたオンラインラジオ体操は、今年6回目となり、安定した幅広い世代の参加者数を得て、5日間で実施した(本年度は悪天候のため陸上競技場でのオンサイト実施は中止)。早朝とはいえ猛暑の時期であり、来年度からはオンサイト実施を屋内で行う方向で準備を進めている。また、大学生が子供たちに今後指導していくことを想定として、日本ラジオ体操連盟の協力のもと体育会学生向けの講義を実施した。今後の活用が期待される。教育的な効果も含むプログラムである。更に、他のセッティングでの展開等も検討している。
・誰も取り残さない身体活動促進の一環として、障がいのある方のスポーツ実施・ウェルビーイング向上について、関連教員や地方自治体・企業・他大学・高校生も参加する勉強会メンバーらと課題を共有し、センターのシンポジウム・オンラインラジオ体操等のイベント等を通じて、当事者・関係者との講演・交流機会の提供・課題認識の普及を推進している。関連企業との共同研究について、より詳細の検討を進めることができた。
・英国シェフィールド市Move More Sheffieldプロジェクトとの連携は、2022年10月に視察にいき、その後も主導したSheffield Hallam Universityと定期的オンラインミーティングを継続しており、一部共同研究に発展している。
・システムデザインマネジメント研究科海外副指導教授のDavid Lavellie氏とは昨年度の勉強会以降もコミュニケーションを続け、アスリートのメンタルヘルスを中心に、ウェルビーイング向上に向けた共同研究に発展している。
・ 隔月1回の勉強会を継続的に実施し、自治体、運動施設関連、Dx関連、研究者など多様な参加者と有意義な学びや関係形成している。特に、2022年ORFを契機にシステムズアプローチによる身体活動促進を、授業や課外活動の中で進めている富山国際大学付属高校は、2025年3月の当センターのシンポジウムでポスター発表等を行った。
・2025年度で6回目となるKEIO SPORTS SDGsシンポジウム(サブタイトル「行動が変われば社会が変わる:スポーツでひらく持続可能な未来」)は、2026年 3月7日(土)に開催予定。健康・身体活動促進への行動変容を街・職域や社会環境との関係に注目し、セッション1:行動変容を生む環境と仕組みと、セッション2:スポーツが生むSDGsの価値をテーマとして、各分科会の活動報告とともに、テーマに関連するゲスト・講師の講演・セッションを企画・推進中である。国際特別講演については、身体活動促進のシステムズアプロ―チを世界で進めているアイルランド共和国リムリック大学 Catherine Woods教授に「国民の健康増進のための身体活動政策について、私たちは、身体活動コミュニティとして、しっかり取り組めているだろうか?」のタイトルにてビデオ講演予定である。
・これら1つ1つのプロジェクトを継続・発展するとともに、これらの事例やほかの先行好事例をもとに、センターがプラットフォームになり、スポーツを通した社会課題解決に向けて多くの人・組織が実働できるよう、Sports SDGs 事例集・デザインガイドブックを発行すること、塾内、地域等で、Sports SDGs デザイナー育成プログラムを構築・運用することを念頭に推進中である。
2024年度事業報告
■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度
2024年度活動計画:
スタートアップ時代の2年間の実績を基盤に、2024年度から正式なセンターとなり、スポーツ・身体活動の専門部門と関連部門の横断型プラットフォームとして、更にSDGsにつながる身体活動・運動・スポーツ促進に必要なステークホルダーへ働きかけ、活動のスケールアップを図る。
また、国際的な関連組織と連携をとり、協働するとともに、成果を国内外に発信する。
定期的なセンターミーティング、勉強会、シンポジウム、活動報告会を継続して実施する。
スポーツを通した社会課題解決に向けて、多くの人・組織が実働できるよう、Sports SDGs 事例集・デザインガイドブックを発行し、塾内、地域等で、Sports SDGs デザイナー育成プログラムを構築・運営する。
主な成果(2024年度):
4つの分科会「①身体活動とシステムズアプローチ、②フィジカル&メンタル・マネジメント、③スポーツ・サイエンス、④インクルーシブ・スポーツ&身体活動」を立ち上げ、以前から継続する下記活動も含め、活動を開始した。
藤沢市との連携による身体活動促進(ふじさわプラス・テン)は、2013年度から継続・発展するポピュレーションレベルのプロジェクトで、継続的な成果が認められている。また、システムズアプローチで施策全体を捉え、健康・スポーツ分野以外の担当課も含むコベネフィットに発展した。その後も協働が進み、市の総合政策・健康政策のエビデンスを提供するとともに、フォローアップのインタビューも行い、経年的な発展を得た。同結果を国際学会(第8,9,10回International Society for Physical Activity and Health:ISPAH)にて継続的に発表し、成果を共有してきた。
藤沢市の民間施設にて2023年度より始めた高齢者向け運動プログラムによる無作為化比較試験は65名のエントリーを完了し順調に進行している。実社会での継続的なプログラム実施・評価・改善プロセスの構築に向けて推進中である。
コロナ禍の2020年に始めたオンラインラジオ体操は、今年5回目となり、安定した幅広い世代の参加者数(合計1日平均358人。継続参加者も増)を得て、塾生会議とも連携し、オンサイト同時開催日を含むストーリー性のある5日間で実施した。インクルーシブの観点からオリパラに因んだ多様性のあるゲストや親子で楽しむゲームが好評だった。これまで同様、体育会学生が運営に関わる等、教育的な効果も含むプログラムである。更に、他のセッティングでの展開等も検討している。
障がいのある方のスポーツ実施・ウェルビーイング向上について、関連教員や勉強会メンバーらと課題を共有しており、今後センターでも関連企業と連携し、資金調達も含め取り組みを推進する。
英国シェフィールド市Move More Sheffieldプロジェクトとの連携は、2022年10月に先方に視察に行き、その後も主導したSheffield Hallam Universityと定期的オンラインミーティングにて情報交換を続け、介入研究に関する日英比較の共同研究を視野に、協議を進めている。2023年度に開始した他の自治体への展開(栃木県鹿沼市、東京都狛江市など)も進めている。
システムデザインマネジメント研究科海外副指導教授のDavid Lavellie氏とは昨年度の勉強会以降もコミュニケーションを続け、アスリートのメンタルヘルスを中心に、ウェルビーイング向上に向けた共同研究に発展している。
隔月1回の勉強会を継続的に実施し、自治体、運動施設関連、Dx関連、研究者など多様な参加者と有意義な学びや関係を形成している。特に、2022年ORFを契機にシステムズアプローチによる身体活動促進を、授業や課外活動の中で進めている富山国際大学付属高校は、今年3月の当センターのシンポジウムでポスター発表を行い、2024年度はDXハイスクールの認定を受け、当センター長がヘルスケアとシステムズアプローチの授業を現地で行う等、授業・部活動を通じて、興味をもった生徒たちの育成支援をした。今後、他のセッティングでも実施できるよう整理・検討する。
2024年度で5回目となるKEIO SPORTS SDGsシンポジウムは、2025年 3月15日に実施予定で、テーマを参加者の多様性を重視し、地域や企業等向けのセッション1:健康×環境と、パリのオリ・パラからの発展としてセッション2:インクルーシブスポーツとして、各分科会の活動報告とともに、テーマに関連するゲスト・講師の講演・セッションを企画・推進中である。
これら1つ1つのプロジェクトを継続・発展するとともに、これらの事例やほかの先行好事例をもとに、センターがプラットフォームになり、スポーツを通した社会課題解決に向けて多くの人・組織が実働できるよう、Sports SDGs 事例集・デザインガイドブックを発行すること、塾内、地域等で、Sports SDGs デザイナー育成プログラムを構築・運用することを念頭に推進中である。
■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)
公刊論文数 28件
(BMC Public Health, J Phys Fitness Sports Med., Experimental Gerontolog, Public Health Nutrition, JMIR Aging, J Atheroscler Thromb., Br J Nutr., J Frailty Aging, Exp Gerontol., The Lancet Planetary Health, 運動疫学研究、臨床スポーツ医学会誌、体力科学、日本アスレティックトレーニング学会誌、環境情報科学ほか)
学会発表件数
国内66件(日本運動疫学会、日本医学会、日本体力医学会、日本公衆衛生学会、日本臨床スポーツ医学会、日本臨床運動療法学会、日本健康教育学会、日本整形外科学会、日本糖尿病学会、日本老年療法学会、日本応用老年学会、日本サルコペニア・フレイル学会、日本足の外科学会、 日本アスレティックトレーニング学会、日本パラスポーツ学会、日本ヘルスマーケティング学会、日本健康支援学会、GEA国際会議、国際連合大学シンポジウムほか)
国外19件( International Sciety for Physical Activity and Health (ISPAH), International Society of Behavioral Nutrition and Physical Activity (ISBNPA), Asian Federation of Sports Medicine, Asia-Pacific Society for Physical Activity ほか)
イベント30件
第4回KEIO SPORTS SDGsシンポジウム2024
Keio Sports SDGs慶應オンラインラジオ体操2024夏
KEIO SFC x SPOBY 脱炭素プロジェクト
慶應SDM研究所スポーツ システムデザイン・マネジメントラボ セミナー:俯瞰的な視点・リーダーシップ・ウェルビーイング
SDGs全国フォーラム2024沖縄
環境省 こどもエコクラブ ステークホルダー・ミーティング2024
日経Well-beingシンポジウム
令和6年度住まいの省エネ・再エネ推進事業(島根県補助事業)雲南市環境会議 住まい編:「動きたくなる家と健康」
「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」情報シート:慢性疾患を有する人の身体活動のポイント(厚生労働省)
「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」情報シート:身体活動・運動を安全に行うためのポイント(厚生労働省)
第97回日本整形外科学会学術総会 教育研修講演:足部・足関節のスポーツ外傷と障害の治療戦略
群馬県スポーツドクター協議会 教育研修講演:足部・足関節のスポーツ外傷・障害に対する診断・治療・予防法
健康運動指導士講習会
神奈川県健康スポーツ医研修会
横浜国立大学てくてくテック講演
富山国際大学付属高校:高校生向けGAPPA講演
横浜市栄区 「小中学生を対象としたバドミントンけが・事故予防のための講習会」
横浜市栄区セーフコミュニティさかえ スポーツ安全対策分科会企画講習会 「親子サッカープログラム けが・事故予防のための講習会」
慶應義塾大学スポーツ医学研究センター2024年度教育研究公開シンポジウム:足関節捻挫のすべて
慶應義塾大学SFC 万学博覧会 特別セッションほか
■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄
2024年度より正式センター化し、長期的な視野にて、新たに4つの分科会(①身体活動とシステムズアプローチ、②フィジカル&メンタル・マネジメント、③スポーツ・サイエンス、④インクルーシブ・スポーツ&身体活動)を立ち上げ、活動を開始した。
2013年度から継続・発展するポピュレーションレベルのプロジェクトである藤沢市との連携による身体活動促進(ふじさわプラス・テン)は、継続的な成果が認められている。また、システムズアプローチで施策全体を捉え、健康・スポーツ分野以外の担当課も含むコベネフィットに発展した。その後も協働が進み、市の総合政策・健康政策のエビデンスを提供するとともに、フォローアップのインタビューも行い、経年的な発展を得た。同結果を国際学会(第8,9.10回International Society for Physical Activity and Health:ISPAH)にて継続的に発表し、成果を共有してきた。
2023年度より始めた藤沢市の民間施設での高齢者向け運動プログラムによる無作為化比較試験は、65名のエントリーを完了し順調に進行している。実社会での継続的なプログラム実施・評価・改善プロセスの構築に向けて推進中である。
コロナ禍の2020年に始めたオンラインラジオ体操は、今年5回目となり、安定した幅広い世代の参加者数(合計1日平均358人。継続参加者も増)を得て、塾生会議とも連携し、オンサイト同時開催日を含むストーリー性のある5日間で実施した。インクルーシブの観点からオリパラに因んだ多様性のあるゲストや親子で楽しむゲームが好評だった。これまで同様、体育会学生が運営に関わる等、教育的な効果も含むプログラムである。更に、他のセッティングでの展開等も検討している。
誰も取り残さない身体活動促進の一環として、障がいのある方のスポーツ実施・ウェルビーイング向上について、関連教員や地方自治体・企業・他大学・高校生も参加する勉強会メンバーらと課題を共有し、センターのシンポジウム・オンラインラジオ体操等のイベント等を通じて、当事者・関係者との講演・交流機会の提供・課題認識の普及を推進している。今後、更に関連企業と連携し、資金調達も含め取り組みを推進する。
英国シェフィールド市Move More Sheffieldプロジェクトとの連携は、2022年10月に視察にいき、その後も主導したSheffield Hallam Universityと定期的オンラインミーティング、2024年5月にはオンサイトミーティングも実施し継続的に協議を進めている。2023年度に開始した他の自治体への展開は2024年度に東京と狛江市と共同研究に発展、栃木県鹿沼市とも最終協議中である。
システムデザインマネジメント研究科海外副指導教授のDavid Lavellie氏とは昨年度の勉強会以降もコミュニケーションを続け、アスリートのメンタルヘルスを中心に、ウェルビーイング向上に向けた共同研究に発展している。
隔月1回の勉強会を継続的に実施し、自治体、運動施設関連、Dx関連、研究者など多様な参加者と有意義な学びや関係形成している。特に、2022年ORFを契機にシステムズアプローチによる身体活動促進を、授業や課外活動の中で進めている富山国際大学付属高校は、今年3月の当センターのシンポジウムでポスター発表を行い、2024年度はDXハイスクールの認定を受け、当センター長がヘルスケアとシステムズアプローチの授業を現地で行う等、授業・部活動を通じて、興味をもった生徒たちの育成支援をした。今後、他のセッティングでも実施できるよう整理・検討する。
2024年度で5回目となるKEIO SPORTS SDGsシンポジウムは、2025年 3月15日に実施予定で、テーマを参加者の多様性を重視し、地域や企業等向けのセッション1:健康×環境と、パリのオリ・パラからの発展としてセッション2:インクルーシブスポーツとして、各分科会の活動報告とともに、テーマに関連するゲスト・講師の講演・セッションを企画・推進中である。
SFCの研究チームに協力し、スタジオスポビー社と共同で脱炭素プロジェクトを2023,2024年度と実施した。
これら1つ1つのプロジェクトを継続・発展するとともに、これらの事例やほかの先行好事例をもとに、センターがプラットフォームになり、スポーツを通した社会課題解決に向けて多くの人・組織が実働できるよう、Sports SDGs 事例集・デザインガイドブックを発行すること、塾内、地域等で、Sports SDGs デザイナー育成プログラムを構築・運用することを念頭に推進中である。
センター オリジナルWebサイト
設置期間
2024年4月1日~2027年3月31日
(スタートアップセンターとしての活動期間:2022年4月1日~2024年3月31日)
