センター概要
高度スマート社会の実現を目指すSociety5.0の次のステップとして、人間を起点とした枠組みとしてSociety5.0を強く推進する取り組みである"Humanity2.0"を提唱し、Human in the loopにて実空間とサイバー空間が融合された次世代社会空間の実現に向けた、基礎研究から実応用までを目指す。社会は人間活動から創発される実態なき概念であり、社会への過度な注視は肝心の人を見えなくしてしまう。社会は多様な個人の集合体として結果的に創発されるものであり、人間中心として捉える必要がある。本センターは、これまでの人類をHumanity1.0として、次世代型AIとの共生により、人類をHumanity2.0にアップグレードすることを究極の目的とする。
設置目的及び活動計画
これまでの運用にて、構成員がそれぞれ各自の研究を進める過程で、横串を通す企画として、共知塾(https://sites.google.com/keio.jp/hass/共知塾)を立ち上げ、毎月1回延べ20回を実施し、1回2名、合計40名の学内外著名研究者・企業研究者を呼んでの一般参加入れての勉強会(ハイブリッド)を実施してきた。平均60名程度の参加者となった。そして、当センタの活動を通しての学内研究者ネットワークがきっかけとなっての学会イベント企画や学会誌への寄稿、一般向きの講演、そして書籍の出版に至るという成果も出すに至っている。
当センターは文理融合が重要なキーワードであり、このコンセプトが、JSTさきがけ「社会変革基盤」立ち上げにおいての参考にもなった。さらに、今年度において立ち上がった慶應義塾大学と米国CMUとのAI研究における10年間の大型研究プロジェクト(KAIセンター)もKGRIに設置されたところであるが、これも、当センターを含め関連センターでの活動を通して、情報系ならびに医学部や経済学部各学内研究者ネットワークが出来ていたからこその、時間がない中でのKAIセンター設立にたどり着くことができた。ただし、KAIセンターのみでは多様性の限界があり、引き続き当センター始め関連センターとの連携にて、より多くの研究者ネットワークの構築と多様な研究開発の促進が持続的に可能となる。
そこで、当センターも引き続き継続させ、当センターならではの活動を持続させるべきということで、当センターメンバーならびに、KAIセンターメンバーとの合意に至った次第である。すでに学外研究者を訪問教員として招聘していることも、ネットワーク型の研究が実施されていることの証左である。引き続き共知塾の運用を始め、当センターならではの研究者連携を発展させるとともに、研究活動を加速させたい。
2024年度事業報告
■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度
当センターが共催するイベントとして、ICRES2024( the 9th issue of the International Conference Series on Robot Ethics and Standards)を7月29−31日にて日吉@来往舎にて開催し、100名程度の参加者にて、AIロボット倫理について国内外研究者による議論を行った。
また、12月には、20−21日の2日間にて、人工知能学会合同研究会を日吉@協生館・来往舎にて共催し、こちらは延べ1000名を越える参加者となった。次回は2025年12月1−3日と3日間開催を予定している。
今年は共知塾は実施しなかったものの、次年度は、KAI(慶應AIセンター)、AIC(AI・高度プログラミングコンソーシアム)と連携して共知塾を再開する計画である。
■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)
本センターの趣旨を含意する書籍として、以下を出版した。
栗原 聡、AIにはできない 人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性 (角川新書) 、2024/11/8
■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄
②と同様であるが、当センターの当該テーマにおける国際会議を共催できたことは重要な成果である。
また、センターメンバーはそもそも独自の研究にて大きな成果を挙げているが、加えて、センサーメンバーの大越先生と栗原においては、NICT国プロにおいて連携するといった、具体的なセンターメンバー連携もセンターならではの活動である。
2023年度事業報告
■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度
センター運営の基盤となる各自の国プロでの研究は各自にて実施されている。NEDO人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業も本格ステージにて研究遂行中である。センターとしての活動としては、主張するHumanity2.0についての広報活動として、
人工知能学会全国大会での企画セッションの企画
テレビ朝日「サンデーステーション」での特集への出演
テレ東BIZ「テレ東BIZ 2周年感謝祭」にて特集「AI進化論~未来を創る人工知能の多様性」への出演
WEBメディア「IT批評」、「OPEN HUB」での取材
雑誌/WEB「宣伝会議」での取材
など、活発な動きとなり、引き続き対外的にも高いアクティビティとなっている。
さらに、昨年度に引き続き、産官学を巻き込む勉強会「共知塾」も10回開催するなど、有意義な活動を展開している。
■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)
<共知塾>
多様な産学分野の出身者で構成し、人とAIが共生する社会の実現に向けた学際的な議論を行うことを目的とした勉強会、「共知塾」を年間10回実施。
2023年04月27日 三田G-Lab/オンライン同時開催
2023年05月26日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2023年06月21日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2023年07月20日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2023年09月22日 三田東別館ミュージアムコモンズ/オンライン同時開催
2023年10月25日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2023年11月17日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2023年12月21日 三田三田G-Lab/オンライン同時開催
2024年01月24日 三田三田G-Lab/オンライン同時開催
2024年02月22日 オンライン開催(予定)
■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄
人とAIとの共生や、そのための重要な技術の1つである社会シミュレーション、といった考え方への注目が明らかに高まり、当センターメンバーの研究活動に加え、一般向け講演や、メディア露出なども貢献に寄与している。特に、年間10回開催している「共知塾」では、昨年度に引き続き、センターメンバーや各界のトップランナーの方をお招きしてセミナーを開催した。昨年度からの継続取り組みにより知名度も上がり、法人会員・個人会員をはじめ、都度一般応募会員においても継続参加者が見られるようになり、ハイブリッド形式でありながら、現地・オンライン一体となり、テーマについての議論を共に深めることができた。
また、2022度3月に、NICTBeyond 5G研究開発促進事業にて採択された「ShonanFutureVerse:仮想都市未来像にもとづく超解像度バックキャスティングCPS基盤」との連携取り組みとして、シンポジウムの共催や、共知塾での研究発表を行うなどした。
2022年度事業報告
■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度
センター運営の基盤となる各自の国プロでの研究は各自にて実施されている。NEDO人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業も本格ステージにて研究遂行中である。センターとしての活動としては、主張するHumanity2.0についての広報活動として、
・テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」にて特集「AI 驚異の進化と迫るリスク」への出演
・人工知能学会合同研究会での研究セッションの協賛
・雑誌「ウェッジ」等での取材・寄稿
・人工知能学会全国大会での企画セッションの企画
・ネットワン株式会社との共催にて「Webセミナー・メタバース実用化の為のソフトランディング戦略とは」を企画・開催など、
活発な動きとなり、引き続き対外的にも高いアクティビティとなっている。また、今年度より立ち上げた、「共知塾」と命名した産官学を巻き込む勉強会も10回開催するなど、軌道に乗らせることができている。
■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)
<共知塾>
多様な産学分野の出身者で構成し,人とAIが共生する社会の実現に向けた学際的な議論を行うことを目的とした勉強会、「共知塾」を年間10回実施。
2022年05月25日 三田G-Lab/オンライン同時開催
2022年06月23日 日吉来往舎/オンライン同時開催
2022年07月22日 三田G-Lab/オンライン同時開催
2022年09月14日 三田西校舎532教室/オンライン同時開催
2022年10月13日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2022年11月25日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2022年12月14日 三田G-Lab/オンライン同時開催
2023年01月19日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2023年02月24日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2023年03月19日 三田東館オープンラボ/オンライン同時開催
2022年06月15日 「2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)」にて企画セッションKS-01 「Infodiment:人・AI共生社会実現に向けた「情報」の新定義」(国立京都国際会館/オンライン)
2022年11月22日 「第22回汎用人工知能研究会(SIG-AGI)」(人工知能学会合同研究会2022内)における「ワークショップ:AGI研究第3の波」の開催に協賛。(矢上キャンパス/オンライン)
2023年01月18日 エヌビディア合同会社・TeamViewerジャパン株式会社・ネットワンシステムズ株式会社と、WEBセミナー「メタバース実用化のためのソフトランディング戦略とは」を共催。(オンライン)
■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄
人とAIとの共生や、そのための重要な技術の1つである社会シミュレーション、といった考え方への注目が明らかに高まりつつあり、当センターメンバーの研究活動に加え、一般向け講演や、メディア露出なども貢献に寄与している。特に、年間10回開催している「共知塾」では、毎回センターメンバーや各界のトップランナーの方をお招きしてセミナーを開催した。法人会員・個人会員、さらに都度応募会員も合わせ毎回多くが参加し、ハイブリッド形式でありながら、現地・オンライン一体となり、テーマについての議論を共に深めることができた。
2021年度事業報告
■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度
センター運営の基盤となる各自の国プロでの研究は各自にて着実に実施されている。NEDO人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業においてもステージゲートを通過し、3年間の本格ステージに進むことが決定された。センターとしての活動としては、主張するHumanity2.0についての広報活動として、
JSTサイエンスアゴラにて「人とAIとの共生:日本型AIにおける人間中心とは?」セッションを開催
書籍「RE-END 死から問うテクノロジーと社会」での寄稿
「AI×クリエイティブで自走せよ! ~ AI研究の第一人者・栗原教授に聞く 新時代に求められるエンジニア像とは?」と題しての雑誌掲載
全脳アーキテクチャシンポジウム [オンライン開催] 人と共存する脳型AIを目指して、と題したイベントの企画
学術雑誌『情報通信政策研究』第4巻第2号に「AI脅威論の正体と人とAIとの共生」への寄稿
人工知能学会全国大会(第35回)にて企画セッションKS-02「共生インタラクションとIoTが拓く未来」を企画 など
活発な動きとなり、設立年としての活動をして十分な量となった。
また、産学連携においても、2件の共同研究を具体化させるに至っている。
さらに、「共知塾」と命名した産官学を巻き込む勉強会立ち上げ構想が生まれ、2022年度4月から実際に立ち上げるといった新展開も大きな成果である。
■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)
2021年11月3日:JSTサイエンスアゴラにて「人とAIとの共生:日本型AIにおける人間中心とは?」セッションを開催(オンライン)
2021年8月16日:第6回全脳アーキテクチャシンポジウム [オンライン開催] 人と共存する脳型AIを目指してを開催(オンライン)
2021年6月8日:2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)にて企画セッションKS-02「共生インタラクションとIoTが拓く未来」を開催(オンライン)
2022年2月28日:慶應義塾大学、ソフトバンク株式会社、ネットワンシステムズ株式会社の3社合同・産学連携オンライン(Web)セミナー「人とAIとの共生によるAfterコロナ社会へアップグレード」を開催(オンライン)
書籍執筆(分担)、雑誌インタビュー掲載、学術講演、メディア出演、など
■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄
人とAIとの共生や、そのための重要な技術の1つである社会シミュレーション、といった考え方への注目が明らかに高まりつつあり、当センターメンバーの研究活動に加え、一般向け講演や、メディア露出なども貢献に寄与している。
イベント
センター オリジナルWebサイト
設置期間
2021年4月1日~2030年3月31日
