慶應義塾

メディカルAIセンター

公開日:2025.06.30
KGRI

センター概要

人工知能技術を用いて医療情報を解析することで、「より良い医療」「より良い医学研究」「より良い医学教育」の三つを達成することを目標とする。

2023年度事業計画

■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標

2022年度の内閣府SIP AIホスピタル予算により、慶應義塾大学病院内のITシステムの整備、AI研究基盤の整備事業を推進した。これにより、病院内でAIホスピタル事業を継続する仕組みつくりができた。

■2023年度の新規活動目標と内容、実施の背景

2023年度からは、2017年度から継続してきた医学部での医療AI研究基盤としての役割と、病院の臨床現場に医療AI技術を実装する役割を継続して果たしていくとともに、病院、医学部において研究に参画している医療AIスタートアップ企業を支援して、これらの企業の発展に貢献していくことを目標とする。

2022年度事業報告

■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度

2018年度に採択された内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) AIホスピタル事業(研究期間2018~2022年度)において、統括研究機関・慶應義塾大学病院の中核組織として活動を行った。分担研究機関である独立行政法人国立病院機構東京医療センター、川崎市立川崎病院、荻窪病院、藤田医科大学病院、岐阜大学医学部附属病院などとともに協力して事業を行った。2022年度は、システム部門において医療情報のクラウド化や医療情報の統合データベース構築、外来部門では診察時の音声の自動テキスト化や問診のデジタル化などに取り組んだ。検査部門では高精細デジタルスキャナを用いたデジタルパソロジーや微生物検査のロボット化、薬剤部門では、自動薬剤ピッキングロボットを使った調剤業務改善などを行った。在宅遠隔部門では、ビデオ通話を用いた遠隔診療の導入や、在宅患者のモニタリングシステムとして血糖のクラウド管理システムの一元化に取り組んだ。

■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)

発表者タイトル 発表会議等 発表場所 日時 学会/論文の別

  1. 陣崎 雅弘/IT・AIの医療への応用~AIホスピタルのモデルを目指して~ 学校法人藤田学園講演会 名古屋 2022/4/7 特別講演

  2. 陣崎 雅弘/AIホスピタルのモデルを目指して 2022年GEヘルスケア成長戦略発表会 東京 2022/4/21 特別講演

  3. 陣崎 雅弘/医療でのデジタルトランスフォーメーションを目指して~放射線診断・循環器診療でのIT/AIの活用~ 第95回日本心臓血管放射線研究会 津 2022/7/2 特別講演

  4. 陣崎 雅弘/IT/AIの医療への実装を目指して~AIホスピタルプロジェクト~ 2022年度慶應赤倉アカデミー 東京 2022/7/2 特別講演

  5. 陣崎 雅弘/AIホスピタル・AIによる画像診断 第24回日本医療マネジメント学会学術総会 神戸 2022/7/9 シンポジウム

  6. 陣崎 雅弘/IT・AIの医療への実装の取り組み~画像診断への活用も含めて~ FCA-Webinar-in北海道 北海道 2022/8/12 特別講演

  7. 陣崎 雅弘/医療へのIT/AIの実装~AIホスピタルのモデルを目指して~ 第2回医療と健康のDXセミナー「医療と健康に貢献するテクノロジー」シンポジウム 東京 2022/10/11 特別講演

  8. 陣崎 雅弘/健康長寿、ポストコロナ時代の画像診断の新たな展開 第82回日本医学放射線学会総会『レントゲンの日記念』市民公開講座.テーマ「近未来の放射線診療」 広島 2022/10/29 講演

  9. 陣崎 雅弘/IT/AIの医療への応用 みうら半島の明日を考える Part8 Web開催 2022/11/10 講演

  10. 陣崎 雅弘、洪 繁、橋本 正弘、北川 雄光/医療現場へのIT/AIの実装の課題とAIホスピタルプロジェクト 医学振興 一般社団法人日本私立医科大学協会第94号 2022/5/19

  11. 洪 繁、陣崎 雅弘、北川 雄光/慶應義塾大学病院におけるAIホスピタルの取り組み Precision Medicine、特集 IT/AIの医療への実装~医療現場のデジタルトランスフォーメーションを目指して~ 北隆館 2022年8月号 Vol. 5、No.9 2022/8/25

  12. 洪 繁、陣崎 雅弘、北川 雄光/慶應義塾大学病院におけるAIホスピタルの取り組み 週刊医学のあゆみ 第一土曜日特集、AIホスピタルの社会実装 医歯薬出版株式会社 第282巻、第10号 2022/9/3

■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄

メディカルAIセンターは、慶應義塾大学医学部の教員を中心に、医学・医療AI研究を推進するための組織として形成されたが、2018年度には内閣府の革新的イノベーション創造プログラム AIホスピタルによる高度診断治療システムの構築にも、他の病院とともに採択された。2022年度には、内閣府からの研究費を用いて、病院内のITシステムの整備、AI研究基盤の整備を行った。また様々な企業と連携し、研究を行った。

設置期間

2017/04/01~2027/03/31

メンバー

プロジェクトメンバー

研究代表者

陣崎 雅弘

教授医学部放射線科学

天谷 雅行

常任理事/教授慶應義塾/医学部皮膚科学

金井 隆典

教授医学部消化器疾患の病態解明および新規治療法に関する基礎・臨床研究