慶應義塾

AI・高度プログラミングコンソーシアム

公開日:2025.06.30
KGRI

センター概要

教員・塾生が、文系理系を問わない学術研究・参学協働における必須ツールとしてAIやプログラミングを活用する環境を産業界と共に整え、その利用方法を研究する。若く柔軟な考え方を有する若者ほどAIやプログラミング活用に長けるという考えのもと、塾生レベルで様々な活動に取り組める最新のAI・プログラミング環境を用意し、学生が他の学生を教える半学半教の学びの場を創り、産業界とともにAIやプログラミングに関するコンテスト等を企画することで、AI・プログラミング能力に長けた塾生の数を増やす。そして、塾生自らの研究においてAIや高度プログラミングの利用を促進すると同時に、塾教員・研究者にも門戸を開き、塾生・企業メンバー・研究者が議論を深めることから、AI・高度プログラミングツール活用の最先端を開拓すると同時に、その手法を義塾における基礎研究全般にフィードバックする。

2022年度事業計画

■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標

2022年度も引き続き、初級者から上級者対象の様々な講習会、コンテスト、講演会を実施し、AI・プログラミング活用に長けた、塾生を増やし、様々な研究分野における活用の幅をひろげていく。講習会の内容もさらに充実を図る。また、優秀な塾生をICPCの海外におけるコンテスト派遣の援助もおこない、プログラミング能力の向上を図る。また、企業とのコラボイベントも充実させ、実社会での活用事例の習得向上も図る。

また、2022年度は、新たに一貫校へのAI/Data Science 教育にも展開を図る。この分野では、日本の教育が世界に比べ、遅れている課題があるが、一貫校である慶應義塾の特質を活かし、早期に、世界トップレベルの人材の育成を目指し、小中高のAI/Data Science・高度プログラミングの教育展開を図る。

■2022年度の新規活動目標と内容、実施の背景

AI・プログラミングを学習する塾生をさらに増やすために、本コンソーシアムの知名度向上を目指した、広報活動をさらに積極的に展開する。SNS、ポスター、Webの積極利用をおこなうための専用チームメンバーを増員し、効率的に効果を上げることを目標とする。

AI・データサイエンスが様々な企業において活用されていることから、参加企業と共同して実践的なイベントを開催する予定である。具体的には、企業が提示した問題に対し、学生がグループを形成して課題解決をおこなう。学生にインセンティブを出し、モチベーションを維持してもらい、継続的に課題にむかってもらう。

2021年度事業報告

■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度

メンバー企業の協力の下、塾生のAI・プログラミング能力向上のため、以下のイベントをおこなった。

  1. AI・プログラミングの初心者から上級者の塾生に対し、オンラインにて春学期15講座、秋学期15講座の講習会を開催し、延べ4000人強が受講し、目標を大きく上回ることができた。コロナ禍においても、オンライン授業の活用で、多くの学生に受講が可能となった。

  2. AIコンソーシアム主催のウェブサイト上で完結するAI、機械学習に関するプログラミングのコンテストを実施し、目標通り、塾生のAIに関する能力上達を図ることができた。

  3. メンバー企業と共催でAI・データサイエンスに関連するコンテストを実施し、塾生の能力向上とともに、塾生が、コンテストを実施したメンバー企業に大いに関心を持つようになり、塾生、企業にとって相手をよく知る機会が得られた。

  4. AI・プログラミングだけでなく、スタートアップに興味のある塾生に対して、スタートアップ・イノベーションの基礎知識や有名ベンチャー企業トップの講演会をおこなった。

■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)

■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄

すべての講習会、コンテスト、講演会等のイベントをオンラインで開催したが、受講者数は昨年度よりも大幅に増大した。

本年は、アントレプレーナーシップの基礎講習会を立ち上げ、ベンチャー企業のTOPの招待講演も実施。普段の授業で知ることができないが、これから必要とされる、スタートアップの基礎を学生に伝えることができた。また、AI/Data Scienceの医療分野への応用についての講座も立上げ、様々な応用事例についての考察も可能とした。

AI・高度プラグラミングの研究活動にGoogleやNVIDIAなど、Global企業も賛同し、メンバー企業に参加するとともに、研究活動に対する、助言、新たなテーマや仕組みの提案をおこない、塾生のAIやプログラミング能力の向上に協力いただいた。

イベント:

センター オリジナルWebサイト:

設置期間

2019/11/01~2024/10/31

メンバー

プロジェクトメンバー

研究代表者

矢向 高弘

准教授理工学部インターネット応用、ネットワークベース制御システム、マルチパスルーティング、マルチメディア通信

榊原 康文

教授理工学部生命・健康・医療情報学、システムゲノム科学

泰岡 顕治

教授理工学部分子動力学