慶應義塾

環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター

公開日:2025.06.30
KGRI

創造

研究概要

本センターは、20世紀型の大量生産・大量消費から脱却し、地球上の限りある資源をスマートに循環させながら多様な人々ひとりひとりに個別適合した物品を製造し、人間・生物・ロボットが共生可能な都市(生活)環境を構築していくために、「デジタル・マニュファクチャリング」技術と「デジタル・デザイン」を前提とした「環デザイン」という概念を提唱し、全産業セクターに展開する。国内から循環型都市の先駆的モデルを生みだしながら、循環型都市とグローバルなコラボレーションを展開する。

2025年度は、「2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)」に出展する。

2025年度事業計画

■2024年度の新規活動目標と内容、実施の背景

本センターでは、JST(科学技術振興機構)によるCOI-NEXT(共創の場形成支援プログラム)「地域共創分野(本格型)「リスペクトでつながる「共生アップサイクル社会」共創拠点」による研究体制を基盤として、その体制の一環となる産学連携活動によるSFC研究所研究コンソーシアム「デジタル駆動 超資源循環参加型社会 共創コンソーシアム」と連携し、2025年度の活動をおこなう。

とくに、「2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)」において、次の展示を出展する。大阪・関西万博での出展をつうじて、国内外の循環型都市とグローバルなコラボレーションを展開する機会とする。

- 2機の6軸ロボットアーム型3D プリンタを中心とした、「循環型ものづくりシステム」(慶應義塾大学COI-NEXT (共生アップサイクル)、金沢大学COI-NEXT (多糖類バイオプラ循環)、エス.ラボ株式会社、株式会社DigitalArchi、株式会社放電精密加工研究所・共創プロジェクト)、2025年4月13日(日)-2025年10月13日(月)(全会期)、日本館常設展示

- 「わたしとみらい、つながるサイエンス展」体験と評価からインクルーシブとはなにかを考える〜リサイクル材料からできたインクルーシブ遊具~」(COI-NEXT (共生アップサイクル)慶應義塾大学+関西学院大学(研究課題④))、2025年8月14日(木)~8月19日(火)(6日間)

2024年度事業報告

■当該年度事業(活動)計画に対する実施内容、および研究成果と達成度

本プロジェクトでは、JST(科学技術振興機構)によるCOI-NEXT(共創の場形成支援プログラム)「地域共創分野(本格型)「リスペクトでつながる「共生アップサイクル社会」共創拠点」による研究体制を基盤に、その体制の一環となる産学連携活動によるSFC研究所研究コンソーシアム「デジタル駆動 超資源循環参加型社会 共創コンソーシアム」と連携し、2024年度の活動をおこなった。

とくに、研究コンソーシアムに参加する企業の主導により、COI-NEXTの研究テーマである「共生アップサイクル社会」を構成する「アップサイクル都市モデル」を具現化するためのコンセプト車両「アップサイクルキャビン」を実際の車両として製作した。

達成度:順調に進展している。

■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)

・公刊論文数:1本(一橋ビジネスレビュー)

・学会招待講演1本(国内)

・COI-NEXT第3領域合同シンポジウムでの発表1本(国内)

・シンポジウム主催(2024年10月5日、神奈川県鎌倉市)

■プロジェクト活動を通じて特に成果を挙げた事柄

研究コンソーシアムに参加する企業の主導により、COI-NEXTの研究テーマである「共生アップサイクル社会」を構成する「アップサイクル都市モデル」を具現化するためにコンセプト車両「アップサイクルキャビン」を実際の車両として製作した。製作にあたっては、研究コンソーシアムに参加する企業担当者とプロジェクトメンバーがともに、実際の作業工程に参加し、産学連携体制による製作を行うことができた。

COI-NEXTの研究テーマである「共生アップサイクル社会」および「アップサイクル都市モデル」の具現化のために製作するコンセプト車両を実際に設計し、オランダからの視察団に向けて公開するに至り(2024年11月)、循環型都市のひとつといわれるオランダとの連携を強化することができた。

2023年度事業報告

■当該年度事業(活動)計画に対する実施内容、および研究成果と達成度

本プロジェクトでは、JST(科学技術振興機構)によるCOI-NEXT(共創の場形成支援プログラム)「地域共創分野(本格型)「リスペクトでつながる「共生アップサイクル社会」共創拠点」による研究体制を基盤に、その体制の一環となる産学連携活動によるSFC研究所研究コンソーシアム「デジタル駆動 超資源循環参加型社会 共創コンソーシアム」と連携し、2023年度の活動をおこなった。

とくに、オランダ大使館が主宰する日蘭サーキュラーエコノミー交流活動を活用し、研究コンソーシアムに参加する企業の主導により、展示会「日蘭アップサイクル建築・まちづくり展」(日時:2024年3月5日、6日、会場:駐日オランダ王国大使館、招待制)を企画、主催した。本展示会では、COI-NEXTの研究テーマである「共生アップサイクル社会」を構成する「アップサイクル都市モデル」を具現化するために制作したコンセプト車両のモックアップとそのモックアップのために参画企業が制作提供したパーツを展示、公開した。加えて資源循環について考えるワークショップを企画実施し、そのプロトタイプを開発した。本展示会ではオランダ⼤使館主催パネルディスカッションとレセプションも開催され、日本とオランダにおける国際的な研究交流の場となった。

達成度:順調に進展している

■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)

・公刊論文数:6本(Conference on 4D and Functional Fabrication、SFCジャーナル)

・メディア掲載:展示会「日蘭アップサイクル建築・まちづくり展」について、2本

■プロジェクト活動を通じて特に成果を挙げた事柄

展示会「日蘭アップサイクル建築・まちづくり展」(日時:2024年3月5日、6日、会場:駐日オランダ王国大使館、招待制)について、文部科学省、JST、他大学COI-NEXT、招待企業などから、100名の来場があった。また、複数のメディアにも取り上げられ、本センターの活動を広く周知できた。

以上の活動をつうじて、本センターが目指す循環型都市の先駆的モデル、いわば「アップサイクル都市モデル」の基本ビジョンを示した。また、循環型都市のひとつといわれるオランダとのグローバルな連携を展開することができた。

その他活動報告

プロジェクトメンバー

研究代表者

田中 浩也

教授環境情報学部デザイン工学、デジタルファブリケーション、3D情報処理

村井 純

教授慶應義塾大学コンピュータコミュニケーション、オペレーティングシステム

宮本 憲二

教授理工学部ナノテク・材料、グリーンサステイナブルケミストリー、環境化学、生体化学(微生物変換)