慶應義塾

国費留学生として 慶應義塾大学大学院医学研究科で学ぶことの意義

2016/06/22

大学院医学研究科 解剖学教室 シン・ミンギョン(Minkyung Shin)さん

シン・ミンギョンさんは韓国の大学で修士課程を終え、文部科学省の実施する国費による外国人留学制度を利用し、慶應義塾大学大学院医学研究科に進学しました。

国費留学という選択

Q:なぜ日本、そして慶應義塾大学を選んだのでしょうか。

「私は神経幹細胞などに興味があったのですが、様々な大学のホームページを閲覧してみて、実績があり、自分がやりたいことに最も近かった仲嶋先生の解剖学教室を選びました。その際、日本の他の大学やアメリカの大学なども調べ、近年の研究レポートなども読んで比較検討を重ねていました。博士課程を選ぶには教室の先生とのコンタクトも大切で、私が送ったメールに即座に返信が来たことも嬉しかったですね。」

Q:国費留学制度について、どのように知ったのですか。

「このような制度があることを最初は知りませんでしたが、友人から教えてもらい、日本大使館のホームページにアクセスして詳しい情報を得ることができました。」

Q:国費留学制度を得るために苦労したことはなんですか。

「やはり日本語に苦労しました。日本に来る前に6ヶ月ほどみっちりと日本語の勉強をしました。当然足りませんけれど(笑)。ただ日本に来てからは、研究内容やミーティングなどはほぼ英語なので、その部分に関しては問題ありません。日常生活ではあいかわらず苦労することもありますが。」

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研究の先にあるものを目指して

「留学して1年目は研究生として在籍し、2年目に試験を受けて正式に博士課程へ進むことができました。ここでの生活ですが、基本的には、朝10時ぐらいに研究室に来て、夜遅くまで実験を続けることが多いですね。ただ学会などで神戸や京都に出かけるときは、とてもいい気分転換になります。日々の生活はそれほど苦労していません。東京には韓国料理店をはじめ、色々なお店があるので便利です。」

Q:研究室の雰囲気はどうですか。

「人と人のつながりをとても大切にする教室だと思います。教授をはじめ、みなさんとても親切で、今のところコミュニケーションに困ることはないですね。

設備も素晴らしく、私が最も興味を持って研究を進めている脳の幹細胞についての分野でも、多くの示唆に富んだ研究がなされていて、最終的には“人の研究”につながればと思っています。」

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Q:あえて自分の研究を進めるために留学という道を選んだシンさんから、今、留学を考えている人へのメッセージをお願いします。

「私自身、いざ留学してみると、こんなに素晴らしいものだったんだというのが正直な感想です。自分の人生が豊かになっていると実感しています。母国以外の国に出なければわからないことも多く、研究の分野に関しても学ぶべき機会が格段に増えました。その意味でも、留学はとても重要だと思います。慶應義塾大学はとても自由な雰囲気の中でのびのびと研究ができ、それでいて指導する先生方の研究も世界的レベルだということが、私にとっては大きな成長要素となっています。今は自分の研究論文を完成させることに日々がんばって進めています。」

前向きでありつつ、リラックスした雰囲気のシンさん。その背景には慶應義塾大学の自由な校風と研究室の和やかな雰囲気がありました。

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