慶應義塾

法曹リカレント教育プログラムについて

2014.01.30

公開日:2014.01.01
法務研究科(法科大学院)

法曹リカレント教育(CLE)プログラム

慶應義塾大学法科大学院(KLS)は、「国際性、学際性、先端性」という3つの理念の下に、多数の先端的な授業科目を開講しており、これらの内容は、法科大学院生の教育にとって重要であるばかりでなく、現役の法曹実務家にとっても有益であると自負しています。そこで平成26年度から、一部の授業科目において現役の法曹実務家の受講生を受入れ、法科大学院生とともに授業に参加していただく機会を設けることとしました。この教育プログラムを法曹リカレント教育(CLE: Continuing Legal Education)と呼びます。

初年度である平成26年度は、春学期(4月~9月)に33科目、秋学期(9月~3月)に36科目の、計69科目に法曹実務家を受け入れる予定です。科目名・担当者等の一覧については、こちらを参照してください。

授業に参加した法曹実務家は、授業担当教員の指示にしたがって成果を示すことによりその科目の単位を修得することができます。また、修得した単位については、証明書の発行を受けることができます。

なお、現役の法曹実務家でなくても、企業・公的機関等で授業科目に関連する仕事をしている人などを、授業担当教員の判断で、法曹実務家と同様に授業に受け入れることがあります。自分がこれに該当すると判断して出願する人は、「2.」で説明する「志望理由書」に、志望理由と並んでその授業を受講することについての職務上の必要性などについても、詳しく記載してください。

授業への法曹実務家の受入れ

法曹実務家を受け入れる授業については、いずれも若干名の実務家を受け入れます。

受講者は、自分の興味関心とスケジュールに応じて、1科目でも受講することができますし、複数の科目を自由に組み合わせて受講することもできます。

法曹実務家の授業への受入れに際しては、出願時に提出された書類(「志望理由書」)をもとに、授業担当教員が受入れの可否を判断します。授業に受け入れる法曹実務家に、あらかじめ一定の能力や経験を要求する場合があり、そのような授業科目においては、この点についてもこの書類によって判断します(授業科目ごとの要件の有無や内容については、「1.」の一覧表を参照してください)。複数の科目に出願する場合には、科目ごとに別の用紙に、この「志望理由書」を書いてください。なお、「志望理由書」には特に定められた様式はありません。

費用等

法科大学院の授業を受講する法曹実務家は、「科目等履修生」となります。科目等履修生として法科大学院の授業を受講するためには、右の表のような費用が必要です。

費目

金額

登録料(1学期)

40,000円

授業料(1単位)

51,000円

このほかに、出願時に審査料として18,000円が必要です。この出願料は、1年度分についての審査料です。したがって、同じ学期に複数の科目に出願しても金額は変わりませんし、春学期の出願時にこの審査料を支払った人が秋学期も出願する場合には、改めて審査料を支払う必要はありません。

授業の実施

 2単位の科目は、原則として毎週1回、計15回の授業によって構成されています。授業は原則として曜日と時限を固定して行なわれますが、休日等の関係で一部が変更されることがあります。それぞれの曜日に行なわれる授業の具体的な授業日程についてはこちらを参照してください。また、各授業科目の開講曜日・時限の時間割については、「1.」の一覧表を参照してください。  

時限

授業時間

第1時限

9:00~10:30

第2時限

10:45~12:15

第3時限

13:00~14:30

第4時限

14:45~16:15

第5時限  

16:30~18:00

第6時限

18:10~19:40

第1時限から第6時限までの授業時間は、右の表の通りです。

また、授業はすべて、慶應義塾大学三田キャンパス(東京都港区2-15-45)内で行なわれます。

単位の修得と成績評価

毎回の授業に出席し、担当教員が指示するレポートを作成するなどの成果をあげることにより、その授業の単位が修得できます。法科大学院生が単位修得のために期末試験を受験して一定の成績を取得することが必要とされる授業科目においても、授業科目担当者は、試験の受験に代えてレポートの作成などを指示することがあります。

期末試験の受験の有無にかかわらず、授業を受けた法曹実務家の成績は「合格」または「不合格」により評価されます。単位を修得するためには「合格」の成績評価を取得する必要があります。

なお、法科大学院の授業では、受講者が一定の予習・復習をすることが前提とされており、この点は、法曹実務家が受講する場合も、変わりありません。

出願手続の流れ

KLS-CLEプログラムにより法科大学院の授業科目の受講を希望する場合には、①希望者による出願、②授業担当教員による受入れ諾否の判断、③許可通知書・手続書類の送付、④受講者による登録手続、という手続が必要です(下図参照)。

①まず、KLSのウェブサイトから応募要項と必要書類をダウンロードしてください(ダウンロードする場合はこちら)。

②次に、ダウンロードした書類に必要事項を記入するとともに、応募要項にしたがって必要書類と郵便為替(審査料、18,000円)を同封し、簡易書留(速達)で、募集期間内にKLSに郵送してください。

③内部手続を経て、受講が許可されると、許可通知書と手続書類が郵送されます。

④登録期間内に、手続書類に必要事項を記載してKLS宛に返送するとともに、登録料等を所定振込用紙を使って振り込んでください。

①~④の後、授業開始日を迎えることになります。

また、平成26年度の募集期間、許可発表、登録期間、授業開始日は、それぞれ以下の表の通りです。

春学期

募集期間

平成26年2月17日(月)~24日(月)

許可発表

平成26年3月17日(月)

登録期間

平成26年3月18日(月)~28日(金)

授業開始

平成26年4月2日(水)

秋学期

募集期間

平成26年7月28日(月)~8月4日(月)

許可発表  

平成26年9月2日(火)

登録期間

平成26年9月3日(水)~9月16日(火)

授業開始  

平成26年9月22日(月)

修了認定プログラムについて

KLSでは、以上に説明した授業科目への法曹実務家の受入れプログラムに加え、平成27年度から、いくつかの法分野について、①その分野に属する一定の授業科目の単位を修得し、かつ、②その分野に関するリサーチペーパーを執筆して審査に合格することにより、その法分野の「修了認定」を行なうプログラムを開始する予定です。

平成26年度に特定の授業科目を履修して単位を修得し、その単位を将来の「修了認定」プログラムで認定の基礎に加えるためには、期末試験が実施される授業科目については期末試験を受験し、かつ、一定の成績評価を得る必要があります。

このプログラムの詳細は今後発表しますが、将来、「修了認定」プログラムを利用する希望がある場合には、単位認定の方法について、授業担当教員と相談してください。