慶應義塾

佐伯 昌彦 研究会

執筆者プロフィール

  • 佐伯 昌彦

    法学部 法律学科教授(法社会学)

    佐伯 昌彦

    法学部 法律学科教授(法社会学)

 法社会学では、まず、法が社会の中で実際にどう作動しているのか、どのような機能を果たしているのかという点に注目します。そのような社会の中での法の作動の在り方を調べるために、法社会学の領域では、社会学、心理学、経済学、文化人類学など、様々な学問分野の知見・方法を参照し、活用しています。なぜ社会の中での法の作動の在り方に注目するのかという点については、研究者によって関心の置き所が違うところもありますが、私自身は、それらの研究を通して、法の意義や限界を踏まえながら、より良い法運用・法制度を考えていくことを重視しています。

 このように、法社会学では、法律の仕組みや様々な制度について学習したり、どのような運用や制度が良いのかを規範的に検討したりすることも重要ですが、社会の中での法の作動をいかにして捉えるかという点が、研究の主要な部分を占めています。したがって、社会科学の発想や方法をつかむことが、法社会学を理解するうえで重要になってきます。

 ここで、社会科学は、大まかにいえば、理論的背景をもとに現象について考察をし、一定の仮説を引き出す営みと、その仮説を経験的な方法によって検証する営みとに分けることができます。本研究会では、理論に関する文献を読み進める年度と、経験的な研究方法に関する文献を読み進める年度とを交互に設定し、社会科学の観点から法を分析する視点の習得を目指して学習をしています。

佐伯 昌彦 研究会

(掲載:2026年4月)

(掲載:2026年4月)

法律学科 研究会紹介

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