登場者プロフィール

新庄 絢
法学部 法律学科2020年その他 : アンダーソン・毛利・友常 法律事務所 外国法共同事業 弁護士
新庄 絢
法学部 法律学科2020年その他 : アンダーソン・毛利・友常 法律事務所 外国法共同事業 弁護士
私は幼い頃から「自分は何者で、社会とどう関わるのか」を考えるのが好きでした。小学6年生から3年間、父の赴任でイランの日本人学校に通い、女の子が服装で区別される社会の中で、「個人としての自分」と「属性で見られる自分」を意識するようになりました。また高校1年ではロータリークラブの交換留学で旧東ドイツの小さな町へ。歴史を当事者として学び、違いは対話でほどいていける、と体感しました。
母が特別支援教育に携わり、私自身も福祉施設でのボランティアを重ねる中で、「障害は社会が生み出す」という視点に出会い、制度から社会を変えたいと思ったのが法学部への進学理由です。1、2年生の頃はドイツ語の集中講義を受けたり、霞会というサークルに所属して外交の古典を読み込み、メディアセンターに通って徹底的に本を読みました。
3年生からは、国際私法が専門の北澤安紀先生のゼミに入りました。国境を越えるトラブルを整理する面白さを知り法曹を志して、学部卒業後はロースクールへ進学しました。
現在は自由度の高い法律事務所で、ファイナンスやM&Aから「ビジネスと人権」「サステナビリティ」まで幅広く経験しています。将来は海外で学び、専門性を磨き、企業に対し「守るべき基準」を示せる立場になりたいと考えています。そしてすべての属性の人が安心して生活できる環境を、次の世代に手渡したいと思っています。迷いながらでも、学び続けた時間は必ず力になります。大学は視野を一気に広げてくれる場所です。受験生のみなさんも、ぜひ自分の「問い」を大切にしてください。