2019/02/25
広報誌『塾』では、写真をメインに塾生のさまざまな活躍を紹介するPortraitコーナーを設けています。今回は、『塾』2018 SPRING(No.298)~2019 WINTER(No.301)に掲載した記事を転載してお届けします。
直角三角形と二等辺三角形の唯一のペアを発見平川義之輔君 理工学研究科博士課程3年松村英樹君 理工学研究科博士課程2年
(左から)平川義之輔(ひらかわ よしのすけ)君、松村英樹(まつむら ひでき)君
三辺の長さがすべて整数の直角三角形と二等辺三角形で「三辺の和が同じ」「面積が同じ」という2つの条件を満たすペアはたった一つしかない。そんな事実を見つけたのが坂内健一研究室の先輩・後輩である2人だ。もともとこの問題を思いついたのは後輩の松村君。「整数の魅力に魅せられている」という先輩の平川君に声をかけ、2人で約4カ月かけて証明。その成果は米国の学術専門誌に掲載され、国内でもニュースとして報道された。共に研究者志望だという2人は「これからも多くの人に数学が面白いと思ってもらえる問題に挑戦したい」と意気込む。
(広報誌[塾]2019WINTER(No.301)「Portrait」掲載時点)
東京六大学野球初の女性主務として秋季リーグ優勝を目指す小林由佳君 法学部政治学科4年
初めてベンチ入りした今年(2018年)の春季リーグ戦は27年ぶりの2季連続優勝。7月に台湾で開催された世界大学野球選手権大会にも、侍ジャパン大学日本代表(東京六大学選抜)のマネージャーとして帯同し、こちらも優勝。「貴重な経験をさせていただいた」と微笑む。野球好きな家族の影響や慶應義塾女子高等学校時代に高等学校野球部の試合で感動した経験から、大学入学と同時に野球部マネージャーに。3年生になって監督から主務(チーフマネージャー)就任を打診され、「誰もやったことがないなら自分がやりたい」と快諾、昨年(2017年)11月から務める。来春からは内定した広告代理店で「ずっと昔から憧れていたメディアに関わる仕事がしたい」と意欲を燃やす。
(広報誌[塾]2018AUTUMN(No.300)「Portrait」掲載時点)
多様な向学心を持って勉学に励む若き貝の研究者吉村太郎君 経済学部2年
小学生の頃から貝類の収集を始め、福井県内の中学2年の時に富山県の地層で見つけたイタヤガイ科の貝化石が古生物学会の国際誌に新種と認定された。「多くの専門家と粘り強く議論し、結論に確信を持ちました」。慶應義塾高校時代には二枚貝の貝殻に表れる雌雄差に関する研究がマレーシアでの国際学会のポスター発表で最優秀賞を受賞。現在は“材料”としての貝殻の優位性に着目して研究を行っている。日吉キャンパスでの経済学部の授業に加え、週に2日、三田キャンパスでも学芸員資格取得に向けた授業を受けるなど幅広く勉学に励んでいる。「広く社会に目を向け、多様な学問分野の価値観を理解できるようになりたいと思っています」
(広報誌[塾]2018SUMMER(No.299)「Portrait」掲載時点)
念願の箱根駅伝出場。来年はチームでの出場を目指す根岸祐太君 経済学部4年
「沿道には何本もの応援旗と『根岸がんばれ』の声援。箱根駅伝はこれまでの人生で一番のイベントでした」。大学で長距離をやるからには、学業と両立させながら箱根を目指すと決意。昨年(2017年)の予選会では、20kmを前年より3分近くタイムを縮め(1時間0分58秒)、関東学生連合選抜選手として第94回箱根駅伝の8区を走り抜いた(2018年)。保科光作コーチを迎えて「慶應箱根駅伝プロジェクト」に取り組んでいる競走部にとって、根岸君の出場は大きな一歩。次に目指すのは義塾の襷をつなぐチームでの出場。「箱根を体験した僕が持ち帰って伝えられることは多い。そしてあの感動をチームの仲間にも味わってほしい」
(広報誌[塾]2018SPRING(No.298)「Portrait」掲載時点)
※記事中の所属、学年は掲載時のものです。『塾』2019 WINTER(No.301)『塾』2018 AUTUMN(No.300)『塾』2018 SUMMER(No.299)『塾』2018 SPRING(No.298)