慶應義塾

大学院法学研究科の学位

大学院法学研究科で取得することができる学位の学位授与数、論文テーマ例、修了要件を掲載しています。

修了要件

<修士課程>

修士課程では、自専攻または他専攻に設置された科目を履修するとともに、修士論文執筆のための研究をすすめることになります。在学期間に関しては、原則として2年以上の在学が求められますが、優れた業績をあげた者については、1年以上在学すれば足りるものとされています。

・所定の科目の履修

法学研究科では、各専攻・分野において修士課程の全在学期間を通じて履修可能な少人数演習科目を多数設置しており(詳細については「開講科目一覧」を参照のこと)、これらの履修を通じて、自身の専門領域をはじめ周辺領域ないし学際的分野に及ぶ高度な専門的知見と研究能力の涵養がめざされます。修士課程の修了のためには、これら大学院の科目について所定の単位(民事法・公法専攻は32単位、政治学専攻は30単位)以上を取得しなければなりません。

・修士論文の執筆

修士課程入学時より、修士課程の入学選考に際して提出・審査された研究計画書に基づき、指導教授による指導のもとで自身のテーマに関して研究をすすめ、その成果を修士論文としてまとめます。民事法学・公法学専攻においては、関連分野の複数専任者の共同担当による「合同演習」において集団指導方式により、政治学専攻では、指導教授が担当する「特殊演習」において研究室単位での個別指導方式により、それぞれ定期的に研究報告を行うことが義務づけられており、段階的に論文完成をめざします。

修士学位を取得するためには、指導教授の許可を得て、前年11月に修士論文題目届を提出したうえで、翌1月の所定の日までに修士論文を提出しなければなりません。そして、主査および2名の副査による論文審査及び口頭試問を経て、法学研究科委員会で審議の結果、合格と認められると、「修士(法学)」の学位が授与されます。


<博士課程>

後期博士課程においては、開講科目を履修することのほか、博士学位請求論文の完成・提出に向けてそれぞれのテーマについて研究をすすめていくことになります。

博士学位請求論文の作成方法については、「積上方式」と「一括方式」のいずれかを選択します。積上方式の場合は、在籍中に公刊した2本の論文が、それぞれ「論文指導Ⅰ」、「論文指導Ⅱ」として単位認定され、さらに総括としての研究報告が「合同論文指導(論文指導Ⅲ)」として単位認定されることによって、論文提出の資格が与えられます。一括方式の場合は、積上方式のようにいくつかの論文を順次公刊するのではなく、後期博士課程の修了時に論文をまとめあげる形をとるものです。

上に述べた「論文指導」に加えて、各専攻に設置された科目について所定の単位(各学年4単位、計12単位)以上を修得し、博士論文の審査及び最終試験に合格すると、「博士(法学)」が授与されます。なお、在学期間については、5年(修士課程に2年以上在学して課程を修了した者はこの在学期間を含む)以上の在学が求められていますが、優れた研究業績をあげた者は、3年(修士課程の在学期間も含む)以上在学すれば足りるものとされます。


学位授与数

  • 2021年度:合計48名(法学42名、公共政策1名、ジャーナリズム5名)

  • 2022年度:合計51名(法学46名、公共政策0名、ジャーナリズム5名)

  • 2023年度:合計49名(法学43名、公共政策1名、ジャーナリズム5名)

博士課程

⁨⁩課程博士

  • 2024年度:合計10名

論文博士

  • 2024年度:合計2名


修士論文・博士論文のテーマ例

<修士課程>

民事法学専攻

  • 特許権の消尽 ―米国法における展開

  • 有事導入型買収防衛策と株主意思の確認

公法学専攻

  • 反寡頭政の憲法

  • 国際刑事法における文化財破壊の規制に関する一考察

公法学専攻宇宙法専修コース

  • 宇宙商業利用時代における宇宙空間境界画定問題の再検討―将来のサブオービタル飛行ビジネスの普及の視点から―

政治学専攻

  • バーナード・ウィリアムズにおける「倫理」と「政治」

  • ルソーにおける女性の嘘 ——『エミール』第5篇と主体の変容をめぐって——

政治学専攻公共政策専修コース

  • 戦後ドイツにおけるナショナリズムの展開と移民政策 ―国籍法改正論議を事例として―

政治学専攻ジャーナリズム専修コース

  • 民主進歩党による台湾アイデンティティの構築と歴史観―『自由時報』の言説分析を通じて―

<博士課程>

  • 現代中国の国家建設における資源、リスク、および権力
——三峡ダム計画をめぐる歴史と政策過程

  • サッチャー政権期のイギリス外交と欧州政治協力、1979-1990年

  • 流通秩序の憲法理論―流動と秩序の憲法理論に向けて―

  • 宇宙活動自由の原則の現代的展開
―拡大する商業宇宙利用に対する現行法上の限界―

  • 人間の尊厳保障の法理―人間の尊厳条項の規範的意義と動態―

  • 国際経済法(GATT・WTO法)における国内補助金規律の研究

  • 中国の朝鮮戦争―その参戦・戦闘と停戦交渉に関する研究


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