登場者プロフィール
浅井 万優
文学研究科 国文学専攻 国文学分野 修士課程2年(2021年度現在)浅井 万優
文学研究科 国文学専攻 国文学分野 修士課程2年(2021年度現在)
私は、日本の文学、特に幕末から明治時代に書かれた漢文紀行文について研究しています。これらを読み解くことによって、当時の人々がどのような自然観・風景観を持ち、それがいかに文学作品に著されたのかを明らかにしたいと考えています。
大学院の授業や、院生が自主的に参加する勉強会では、受講者の研究発表に基づいて、毎回活発な議論が交わされます。自分の専門とは異なる分野の議論の中にも、思わぬところに研究のヒントが隠れていたりします。自分の研究に行き詰まったときは、いったん周りに目を向けて、積極的に議論に参加したり、先生方や先輩方の研究に対する取り組み方を観察したりすると突破口が見えることがあります。私にとって、大学院の授業や勉強会は、研究の手がかりを得ることができる貴重な場になっています。
自身の文学研究に新しい視点をもたらしてくれるのが、書誌学の知見です。慶應には、古典籍を対象に扱う斯道文庫という研究機関があります。斯道文庫の授業では、書誌学を専門にする先生方のもとで、専門的な知識や技術を習得しつつ、豊富な古典籍を実際に手に取って研究します。文学・書誌学の両面において高い水準の研究を行うことができる環境は、慶應ならではの魅力です。
文学研究科に入学してから、学問的な交流の幅が大きく広がり、また、扱う資料の幅も大きく広がりました。そこで得た様々な研究の手がかりが、研究を豊かなものにしてくれると確信しています。