登場者プロフィール
岩浪雛子
文学研究科 史学専攻 民族学考古学分野 後期博士課程1年(2022年度現在)岩浪雛子
文学研究科 史学専攻 民族学考古学分野 後期博士課程1年(2022年度現在)
私は近世考古学を専門としており、江戸時代から近代にかけての紅化粧の普及過程について、紅化粧道具の出土様相から研究しています。学部卒業後は、企業博物館へ学芸員として一度就職しましたが、自分の取り組んできた研究をさらに深めたい、またそのために専門的なスキルを伸ばしたいと考え、大学院への進学を決めました。現在は、博物館や埋蔵文化財に関連する仕事に幾つか携わりながら、三田で学んでいます。
大学院の授業では、研究と密接に関わる分野を集中的に勉強しつつ、様々な方から助言を頂くことができます。例えば、私が所属する民族学考古学分野の大学院ゼミは、文化人類学や形質人類学などの他分野、あるいは同じ考古学でも異なる時代や地域を専門とする先生や大学院生が参加しており、多角的な視点から研究を見直す貴重な機会となっています。
また、慶應では多様な資料を所蔵しており、それらを研究に利用するための環境が整っています。私自身、慶應の敷地内から出土した陶磁器を実際に手に取って観察し、経験豊富な先生方から手厚い指導を頂きつつ、製作技法や使用方法などを研究しています。
歴史研究はただ一つの正解はなく、そのために悩むこともあります。しかし、誰も目を向けてこなかった新たな視点から歴史を読み解けたときには、純粋に楽しいと感じることも少なくありません。そんな瞬間に立ち会える機会や環境が揃っている慶應の文学研究科を、ひとつの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。