登場者プロフィール
ウエルズ ヤン
文学研究科 史学専攻 西洋史学分野 修士課程2年(2016年度現在)ウエルズ ヤン
文学研究科 史学専攻 西洋史学分野 修士課程2年(2016年度現在)
私は19世紀のロシアの都市化について研究しています。広大なロシアという農業国家の歴史において大きな役割を果たした農村と共に、都市の果たした役割とは何だったのだろうという疑問を持ったことがこのテーマを選んだ動機でした。
学部生のときは1917年のロシア10月革命をテーマとしており、現在取り組んでいることと一見全く異なることに関心を持っていました。しかし、学部生のときの取り組みに不足を感じ大学院に進学した後、さまざまな文献や人々と接することで今まで見えてこなかった歴史の多面性に気づき、よりミクロ的な視点からロシアの特性とその成り立ちを捉えなおしたいと思うようになりました。
大学院に入ると周りの学生が少ない分、関わりを持つあらゆる人とそれぞれ濃い時間をすごすようになります。自分の研究と関連性がないと思えるような議論でも、思わぬところで自分の関心と結びついたり見えていなかったものが見えたり、大学院生活のすべてが自分の見識を豊かにしてくれます。その様な議論を経てもう一度自分のテーマと向き合ったとき、見えてくるものがそれ以前とでは大きく変わってきます。日々の生活の中で気づかされる物事の多さに大学院生活の醍醐味を私は感じています。