卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
教育目標
慶應義塾大学の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を前提として、西洋史学研究の分野における専門知識と研究能力を身につけ、独創的な研究成果と高度な異文化リテラシーをもって、先導者として全社会に貢献しうる人材の養成を目標とする。加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、博士(史学)の学位を授与する。
資質・能力目標
資質・能力目標(1):西洋史学分野において定められた博士論文執筆資格を満たした上で、西洋史学研究、 あるいは関連分野の研究を内容として博士論文を執筆し、定められた手続きに則った審査に合格し、その論文を通じて、当該領域の研究に独創的な寄与を成し、その分野の研究の発展に大きく貢献できる力。
資質・能力目標(2):研究対象とする分野について、最新の研究動向や研究課題に精通し、包括的で深い専門知識を有し、専門的研究方法論を習得し、日本語さらには英語や自己の研究分野に関連の深い外国語で国際的に成果を発信してその分野の研究に独自の貢献ができる力。
資質・能力目標(3):英語をはじめとして西洋史学の各専門分野で必要とされる外国語を通じて、異文化の文化的、歴史的、地理的特性を深く理解し、他者との交流を通じて課題を発見し、それを解決していくための議論や実践に資する高度な研究能力、プレゼンテーション能力を身につけていることで、高度な異文化リテラシーを備えた研究者、教育者、実務家として国際社会への発展に独自の貢献ができる力。
資質・能力目標(4):社会の中で人文学を学ぶことの意義を自覚し、自ら設定した目標の達成や社会問題の解決を、ふさわしい方法で行う力。
教育課程編成・実施の方針 (カリキュラム・ポリシー)
教育課程の編成
文学研究科史学専攻西洋史学分野(博士課程)では、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる資質・能力を養成するために、講義演習科目群および指定された指導教員を中心とした個別論文指導から構成される教育課程を体系的に編成する。
教育課程の実施
この教育課程の編成のもと、以下の教育法を組み合わせて教育を実施する。
(1)西洋史学分野の研究に独創的な貢献をする博士論文の執筆を可能とするため、指導教員が担当する科目を中心とした履修を行うとともに、指導教員が中心となって個別に論文指導を行い、高度な研究能力を養う。
(2)専門とする領域において最新の研究動向や研究課題に精通し、独自の貢献をするために必要な高度な研究能力を養成するため、後期博士課程の全在学期間を通じて履修可能な少人数演習科目を設置し、その履修を修了要件とする。研究成果を学会や学術専門誌で発表することを目的として具体的な指導を行う。
(3)文学研究科ならびに慶應義塾大学国際センター等を通じての留学を推奨する。また、文学研究科独自の支援制度により留学を援助する。
(4)海外への留学等を念頭において、より柔軟な履修を行えるように、全ての科目は半期科目として開講する。
(5)研究分野のより専門的な研究を可能とするために、海外の大学院への正規留学によって取得した単位を修了要件に含めることを、単位数を限って認める。
(6)後期博士課程の学生の高度に専門的な研究を推進するために、海外の著名な研究者に副指導教員としての指導を依頼し、文学研究科委員の指導教員との共同指導のかたちで博士論文を準備することができる。
学修成果の評価方法
本研究科史学専攻西洋史学分野の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われるほか、各種アンケートや調査等を含めた定量的・定性的、直接的・間接的な指標を用いて評価される。具体的には、①学生による授業評価、②休学や退学の状況などを用いる。
また、博士論文は、専攻分野の定める内規に従って提出された後、公開の審査会において、先行研究の十分な学修、史学研究の方法論に基づいた一次史料の適切な利用、論文としての論述の一貫性、研究の独自性、当該分野の研究に対する学術的貢献などについて、主査および副査を中心として厳正に審査される。
資質・能力目標と教育内容との関係
資質・能力目標(1):西洋史学分野において定められた博士論文執筆資格を満たした上で、西洋史学研究、 あるいは関連分野の研究を内容として博士論文を執筆し、定められた手続きに則った審査に合格し、その論文を通じて、当該領域の研究に独創的な寄与を成し、その分野の研究の発展に大きく貢献できる力。
→指導教員が担当する特殊研究科目を中心に科目を履修するとともに、指導教員が中心となって個別論文指導を行い、高度な研究能力と課題発見能力、高度な論述力を養う。西洋史学分野においては、論文提出までに専攻が定める博士論文執筆資格を満たしている必要がある。
資質・能力目標(2):研究対象とする分野について、最新の研究動向や研究課題に精通し、包括的で深い専門知識を有し、専門的研究方法論を習得し、日本語さらには英語や自己の研究分野に関連の深い外国語で国際的に成果を発信してその分野の研究に独自の貢献ができる力。
→専門とする領域において最新の研究動向や研究課題に精通し、専門的研究を通じて学会への独自の貢献をするために必要な高度な研究能力、課題発見能力、一次史料分析能力、議論構成力を養成するため、日本語ならびに英語の他、西洋史学の各専門分野で必要とされる外国語および古典語に関係する特殊研究科目を設置する。研究成果を学会や専門誌で発表することを目的として具体的な指導を行う。
資質・能力目標(3):英語をはじめとして西洋史学の各専門分野で必要とされる外国語を通じて、異文化の文化的、歴史的、地理的特性を深く理解し、他者との交流を通じて課題を発見し、それを解決していくための議論や実践に資する高度な研究能力、プレゼンテーション能力を身につけていることで、高度な異文化リテラシーを備えた研究者、教育者、実務家として国際社会への発展に独自の貢献ができる力。
→文学研究科による留学制度、慶應義塾大学国際センターを通じて交換留学、さらに学内外の各種留学制度などを活用した、海外の大学院への博士学位取得を目的とした長期留学、単位取得や専門的なディプロマ取得を目的とした短期留学を推奨する。
資質・能力目標(4): 社会の中で人文学を学ぶことの意義を自覚し、自ら設定した目標の達成や社会問題の解決を、ふさわしい方法で行う力。
→特殊研究科目、特殊研究演習科目を組み合わせて履修し、さらに他研究科および附属研究所の設置科目、文学研究科と提携関係にある他大学院の設置科目の履修も可能とし、広く人文科学領域に関する理解を深める機会を設ける。
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
求める学生像
(1)自分の研究領域および関連分野について、高度な専門的知識を有している。
(2)修士課程における専門的研究をふまえて、博士論文につながる独創性のある具体的な研究計画を自ら考え、まとめることができる。
(3)諸言語の資料を正確かつ批判的に読むことができる分析的な読解力、学術的な論述力を身につけている。
(4)後期博士課程修了後の研究者、教育者、実務家としてのキャリアについて、積極的かつ具体的に考えている。
選抜の基本方針
このような入学者を幅広く受け入れるため、一般入試により選抜を実施する。
(1)一般入試
専門科目・指定言語科目・選択言語科目の三科目の試験および口頭試問による選抜であり、以上に述べたようなポリシーに適った学力と問題意識を要求する。