修士課程
修士課程(看護学)では、看護学の専門性に対応した4領域(15分野)を設置し、専門性の高い実践家、研究者、教育者を育成しています。そのうち4分野(老年看護分野、精神看護分野、がん看護分野、遺伝看護分野)には、専門看護師(Certified Nurse Specialist: CNS)プログラム*を設置し、専門看護師を養成しています。また、5年一貫教育プログラム(Dual Bachelor's and Master's Program: 4+1 BSN-MSN)も設置しています。看護医療学部4年次に健康マネジメント研究科修士課程の一部の科目を履修し、学部卒業後に本研究科に入学することにより、学士(看護学)と修士(看護学)の2つの学位を5年間で取得できるプログラムです。
* いずれの分野でも日本看護系大学協議会により高度実践看護師教育課程専門看護師38単位の課程認定を受けています。(詳細は各分野のページを参照下さい。)
* 特にCNSプログラムの学生に向けて、米国における高度実践看護師(Advanced Practice Nurse: APN)であるClinical Nurse Specialist(CNS)およびNurse Practitioner(NP)の役割・機能の実際について学ぶことを目的に、Mayo Clinc(米国)で研修する機会が設けられています。CNSプログラムの学生以外の看護学専攻の学生も希望する場合はこの研修に参加できます。
専門分野の構成
ライフステージケア領域
母性看護分野
細坂 泰子
辻 恵子
小児看護分野
添田 英津子
冨崎 悦子
老年看護分野(CNSプログラム併設)
深堀 浩樹
新井 康通
クリニカルケア領域
基礎看護分野
鈴木 美穂
福井 里佳
成人看護分野
矢ヶ崎 香
堀口 崇
大坂 和可子
精神看護分野 (CNSプログラム併設)
野末 聖香
福田 紀子
増田 真也
がん看護分野 (CNSプログラム併設)
矢ヶ崎 香
遺伝看護分野(CNSプログラム併設)
村上 好恵
クリティカルケア看護分野
村上 好恵
先端看護分野
藤井 千枝子
宮川 祥子
コミュニティケア領域
在宅看護分野
永田 智子
公衆衛生看護分野
田口 敦子
杉山 大典
国際保健看護分野
藤屋 リカ
システムケア領域
看護管理・政策分野
看護学教育分野
福井 里佳
看護学専攻では、出願前に希望する分野の教員と面接することを推奨しています。なお、看護学基礎教育課程以外の課程を卒業した者、もしくは卒業見込みの者は、必ず事前にご相談ください。
設置科目
科目群構成
導入科目
専門領域での効果的な学習・研究に備えて基礎を固めるための科目群
分析手法科目
専門領域を問わず合理的意思決定に求められる、エビデンスの分析および解釈に関する基礎理論と具体的手法を身につけるため科目群
専門科目
専門領域における高度な知識と技能を修得するための科目群
特別研究科目
修士論文およびそれに相当する研究成果としての課題研究論文を作成するための研究指導を受ける科目
科目一覧
必要単位数
以下を満たす合計30単位以上
導入科目:2単位以上
分析手法科目:6単位以上
専門科目:10単位以上
特別研究科目:4単位
専門看護師(CNS)プログラム
CNS: Certified Nurse Specialist
概要
日本看護系大学協議会による専門看護師教育課程基準を満たす教育課程として組み立てられたプログラムです。修士論文に代わり課題研究論文(CNS実習)を作成します。学生は、実習施設と担当教員の緊密な連携のもと実習指導を受けたうえで、実践的研究課題を取り上げ、講義・演習科目で培われた理論知のうえに立ち、CNS実習における実践知をふまえた総体的表現としての研究に取り組みます。
対象分野
老年看護分野
がん看護分野
精神看護分野
遺伝看護分野
修了要件
2年以上在籍し(休学期間を除く)、所定の授業科目を46単位以上修得し、課題研究論文の審査および最終試験に合格すること。〈導入科目2単位、分析手法科目2単位、専門科目38単位、特別研究科目4単位〉
5年一貫教育プログラム
概要
5年一貫教育プログラムとは、看護医療学部4年間と看護学専攻修士課程1年の5年間で、学士(看護学)と修士(看護学)の2つの学位を取得できるプログラムです(※1)。看護学への関心と研究への意欲が高く、志の高い看護医療学部生のキャリア形成を支援するものです。出願し、書類審査を受けてプログラムへの参加が認められた場合は、慶應義塾大学大学院学則に基づき、指定された健康マネジメント研究科の履修可能な科目を4年次に先取り履修します。これらの取得単位は、健康マネジメント研究科の入学試験(※2)に合格し、入学後に大学院の単位として認定されます。入学後1年間で修了に必要な残りの単位を取得し、修士論文審査に合格すれば、修士課程を1年間で修了することができます(※3)。
(※1)助産師選択コースと5年一貫プログラムを併願し、両方に採択された場合は助産師選択コースのみを履修することになります。保健師選択コースと5年一貫プログラムを併願し、両方に採択された場合は、保健師選択コースと5年一貫プログラムの両方を履修することができます。
(※2)筆記試験は免除となり、書類審査と面接試験による試験となります。本プログラムへの参加が認められたとしても、健康マネジメント研究科への入学試験の合格を保証するものではありません。
(※3)本プログラムに進むことが許可され、研究科に入学しても、必ずしも5年間での修了を保証するものではありません。修了要件を満たさない場合には、1年で修了することはできません。通常の在籍となるため、大学院修士課程修了には2年以上を要します。
出願資格
1)看護医療学部卒業後直ちに大学院健康マネジメント研究科・看護学専攻修士課程(※4)に進学する意思のある者。
2)関心ある専門分野で研究を行うことへの強い意欲をもち、学業に励む志の高い者。
3)出願時点で必修科目の単位が取得済みである者。
4)健康マネジメント研究科看護学専攻で指導を希望する教員(指導希望教員)の事前面接を受けている者。
5)看護医療学部3年生、ないし次年度に4年次に在籍予定の者。
(※4)専門看護師(CNS)プログラムはこの制度の対象とはなりません。
学位論文一覧
後期博士課程
概要
3年間の履修を修了すると同時に博士の学位を取得することが原則的に可能となるように、研究指導、論文指導が行われます。
1年次には特論科目(基礎理論と実証研究の方法論・分析手法を確認する科目)を、在学期間を通して合同演習科目(履修者および学内外の研究者・実務家による研究報告と討議を中心に行う科目)を履修します。
他研究科修士課程修了者や、本研究科修士課程修了後しばらくの期間実務に就いていて最新の理論や分析手法等に精通していない者は、指導教員の指示に従い修士課程設置科目を履修することで知識を補完することができます。
外国の大学院への留学が許可された場合には、1年間に限り留学期間を在学年数に算入し、修得した授業の単位を「合同演習」の単位として認定することが可能です。
論文中間審査会
毎年度、論文中間審査会にて報告を行います。論文中間審査会では、必要な指導・助言を受けると共に、進捗確認・審査を受けます。
学位取得条件
学位は、後期博士課程に3年以上在学(休学期間を除く)し、所定単位(特論科目4単位、合同演習科目6単位以上の計10単位以上)を修得し、かつ研究上必要な指導を受けたうえで博士論文の審査および最終試験に合格した者に対して授与されます。
英語のみでの修了も可能です。
海外での研修・留学
看護学専攻後期博士課程に在籍する学生を対象に、ワシントン大学(米国ワシントン州シアトル)とイリノイ大学シカゴ校(米国イリノイ州シカゴ)への短期研修の機会があります。また、ワシントン大学には半年間訪問して単位取得が可能な短期留学プログラムもあります。
後期博士課程指導教員一覧
鈴木 美穂(専門:基礎看護学)
田口 敦子(専門:公衆衛生看護学・地域看護学)
永田 智子(専門:在宅看護学)
野末 聖香(専門:精神看護学、リエゾン精神看護学)
深堀 浩樹(専門:老年看護学、家族看護学、看護管理学)
福田 紀子(専門:精神看護学、リエゾン精神看護学)
藤屋 リカ(専門:国際保健看護学)
細坂 泰子(専門:母性看護学、助産学)
村上 好恵(専門:遺伝看護、クリティカルケア看護)
矢ヶ崎 香(専門:がん看護学、成人看護学、緩和ケア)
学位論文一覧
慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)から博士論文の要旨等を閲覧することができます。