慶應義塾

FACTS(Fieldwork for Active Comprehension of Targeted Subjects)

FACTS(Fieldwork for Active Comprehension of Targeted Subjects)は、産業、企業、地域等を対象に、インタビューや現地観察等により実態を把握し、経済を論理的に理解する能力を養うプログラムです。ここでの「実態調査」は、一次資料収集やリモート訪問なども広く含みます。現実のビジネスでは、既存の一般理論だけでは課題解決に至りません。解決法は時代や地域で異なり、個別具体的な事実から論理を構築し解を導くことが求められます。グローバル化の中でも地域的・時代的な固有性は残り、一般理論の適用領域は限られるからです。FACTSでは、対象と直接接して実態を把握し、その固有性をふまえて論理的に把握する能力を身につけます。

カリキュラム、修了要件

FACTSのカリキュラムは、以下の3つの科目群で構成されます。

1. 日吉設置科目

コア科目(1)(10単位以上)

日本経済概論、歴史的経済分析の視点、経済史概論Ⅰ・Ⅱ、経済史入門Ⅰ・Ⅱ、フィールドワーク論、社会問題Ⅰ・Ⅱ、経済と環境

コア科目(2)(4単位以上)

日吉学(教養研究センター設置)、地域研究(各地域)、地域文化論(各地域)、地域文化論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ(各地域)、比較文化論Ⅰ・Ⅱ、地理学Ⅰ・Ⅱ、文化人類学Ⅰ・Ⅱ、文化人類学(PEARL)、心理学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、ジェンダー論Ⅰ・Ⅱ、現代ビジネス論Ⅰ・Ⅱ、社会学Ⅰ・Ⅱ

2. 三田設置科目

(卒業論文提出者は卒業論文以外で12単位以上、研究プロジェクト論文提出者は研究プロジェクト論文以外で14単位以上とする)

基本科目(4単位以上)

D経済史

日本経済史a,b、欧米経済史a,b、アジア経済史a,b

E 産業・労働

工業経済論a,b、労働経済学a,b、社会政策a,b、産業組織a,b

F 制度・政策

経済政策論a,b、日本経済システム論a,b、財政論a,b、金融論a,b、規制改革の経済学

G 現代経済

現代日本経済論a,b、経済体制論a,b、日本資本主義発達史a,b、現代資本主義論a,b

H 国際経済 

国際貿易論a,b、国際金融論a,b、開発経済論a,b

I 環境関連

経済地理 a,b、環境経済論 a,b、都市経済論 a,b、ECONOMY AND ENVIRONMENTAL LAW

J 社会関連

人口論a,b、産業社会学a,b、社会史a,b

特殊科目・関連科目

近代日本と東アジアa,b、東欧経済史a,b、現代日本経済史a、経済史(英語)、日本経済史各論(英語)、アジア経済史各論、東南アジア経済史、日本史史料講読a,b、戦争と社会、日本社会史a,b、農業経済論a,b、社会福祉論、経済発展論a,b、格差と援助の経済学a,b、世界経済論a,b、グローバル人材マネジメント、国際的視点から見た日本経済

3. 研究会(卒業論文)(4単位)または研究プロジェクトC(2単位)

1. 2. の必要単位を取得したうえで、3. の研究会(卒業論文)または研究プロジェクトCの論文を提出することで修了証が授与されます。論文の内容は次のガイドラインに沿っている必要があります。そのため、論文がFACTSに該当するものと指導教員が認めたことを示すメールの提出が申請時に必要となります。事前に教員に認定依頼のメールを送信し、返信メールを入手しておいてください。詳細は、FACTSコーディネーターまで問い合わせてください。

論文ガイドライン

研究会の卒業論文および研究プロジェクトの論文がFACTSの認定を受けるためには、以下のガイドラインに沿っていなければならない。

  1. 産業、企業、地域、社会等における個別的・具体的事象への関心を基礎に実証的な分析が行われていること。

  2. 論文執筆にあたって、インタビュー調査のほか、一次資料(史料)収集・現地観察など、対象と直接接する、あるいは対象を(直接あるいはリモートで)訪ねるなど、「フィールド(実態)」調査(フィールドワーク)を分析手法として重視し、実際に実施していること。

対象学生

タイプA/B生(4月に入学し、主に日本語による講義を履修する学生)、PEARL生のいずれも申請可能です(プログラムの性質上、主にタイプB生を対象としていますが、タイプA生の履修も歓迎します)。

申請要領

  • 申請時期:原則として、FACTS修了要件を満たした直後の成績発表後とします。ただし、3年終了時に申請を行わなかった場合、4年終了時での申請も可能です。また、 4年終了後、卒業とならない場合でも、FACTS修了要件を満たしていれば申請を受家付けます。

  • 申請方法:K-Support上の所定フォーム経由(詳細は成績発表時に掲載)

  • 提出書類:学業成績表、成果物、論文を認定したことを示す指導教員からの返信メー ル

  • 注意事項:申請は非常に限られた期間での受付となるため、K-Supportのニュース をよく確認してください。

問い合わせ先

FACTSコーディネーター