外国語科目|外国語Ⅱ・中国語
文化を理解し、経済の架け橋になろう
巨大な隣国・中国は、1980年代以降に著しい経済発展を遂げ、今やGDPで世界第2位を占める経済大国となり、政治・経済・文化・テクノロジーのあらゆる面で国際的な存在感を高めています。日本との間では外交や社会をめぐる課題も多く、中国に関する報道が途絶えることはありませんが、それはとりもなおさず、私たちにとって中国を「知る」ことの重要性が増し続けていることを示しています。中国語を学ぶことは、将来のキャリアに直接つながるとともに、隣国・中国との相互理解を深める第一歩となるでしょう。
さて、その中国語ですが、日本人にとっては同じ漢字を使っているので親しみやすい面がありますが、基本的な文の語順がS+V+Oであり、格変化や活用がないといった特徴を持つ言語でもあります。また発音面では、「声調」と呼ばれる音の高低変化が意味の区別に深く関わっているという、日本語にはない特徴があります。中国語には四種類の声調があり、同じ音でも高低のパターンが違えばまったく異なる意味の語になります。必修科目である「中国語」の授業では、このような日本語や英語との相違にも注意を払いながら、発音、文法を中心に学習し、基礎を固めていきます。
これらを学んでいく過程で、学生の皆さんは、その背景にある中国の文化や中国人の思考法についても興味や疑問を持つのではないかと思いますし、またそうあってほしいと望みます。学生の皆さんからの質問は、私たち教員にとってもよい刺激であり、研究の糧となります。質問によって、改めて中国語や日本語について考え、新たな発見をすることができるからです。私たちは半学半教の精神をふまえ、双方向で活性度の高い授業を目指しています。
しかし限られた授業時間のみの勉強で中国語を使いこなせるようになることは難しいかもしれません。そこで経済学部では、授業中の補足説明や学生の皆さんの自習用に、共通の副教材を独自に作成しています。またさらに中国の歴史や文化を深く学びたい人のためには、選択科目である「中国事情」や「自由研究セミナー」などの授業が設置されています。
この授業を出発点として、授業が終了した後、あるいは大学を卒業した後も、中国語や中国の文化を学び続けて欲しいと願っています。
(専任講師 鵜浦 恵)