2026年9月10日(木)・11日(金)の2日間、ドイツのアーヘン工科大学(RWTH Aachen University)において、慶應義塾大学とアーヘン工科大学の学術交流70周年を記念する式典および関連行事が開催されました。
両大学の交流は1956年に始まり、その後70年にわたり、教育・研究の幅広い分野で発展を続けてきました。これまでに延べ700名の学生・研究者が双方の大学を訪れ、サマースクールやスプリングスクール、ダブルディグリープログラムなどを通じて、世代を超えた交流と信頼関係を築いてきました。
10日に行われた記念式典には、本塾から土屋大洋常任理事(国際担当)、泰岡顕治理工学研究科委員長、小尾晋之介名誉教授ら12名の訪問団が出席しました。また、角田剛隆在デュッセルドルフ日本国総領事をはじめ、両大学の関係者や同窓生、学生など約120名が集いました。
式典では、ウルリッヒ・リューディガー アーヘン工科大学学長による開会挨拶に続き、土屋常任理事らが祝辞を述べました。パネルディスカッションでは、両大学の研究者、学生、同窓生らがこれまでの交流の歩みを振り返り、それぞれの経験を共有するとともに、今後の連携の可能性について意見を交わしました。また、学術セミナーや学生交流に関するワークショップも行われ、分野を超えた共同研究や学生交流のさらなる発展に向けて活発な議論が行われました。
式典のハイライトの一つとして、長年にわたり両大学の交流と国際連携の発展に尽力してきた小尾晋之介名誉教授(元常任理事・元国際センター所長)に対し、「アーヘン工科大学名誉フェロー(Honorary Fellow of RWTH Aachen University)」の称号が授与されました。小尾名誉教授は授与後の挨拶で、70年にわたる両大学の関係が、大学間の協定だけでなく、世代を超えて受け継がれてきた人と人とのつながり、相互の信頼、そして友情によって築かれてきたことを振り返りました。
翌11日には、アーヘン工科大学の複数の研究施設を訪問し、最先端の研究に触れるとともに、今後の研究交流や連携の可能性について意見交換を行いました。
一連の行事の最後には、今年で20周年を迎えた「Keio-Aachenサマースクール」の修了式も行われました。70年にわたり受け継がれてきた両大学の交流が、次の世代へとつながっていることを象徴する機会となりました。
本塾は、70年にわたり培われてきた信頼関係と交流の歴史を受け継ぎ、今後もアーヘン工科大学との教育・研究における連携を一層深化させていきます。