4月1日(月)14時より、2024年度大学学部入学式が日吉記念館で行われ、別科・日本語研修課程を含む10学部合計6,407名の新入生を迎えました。式は全学部合同で行われ、新入生と卒業後50年となる招待塾員が一堂に会しました。
式は、松浦良充常任理事による学事報告に始まり、続いて式辞では伊藤公平塾長が、「慶應義塾の目的」を紹介し、全社会の先導者を目指すために、授業や課外活動で教員や友と共に学び、能動的に活動して一生涯学び続ける力を身につけ、世界に飛び出していくことが大切だと述べました。さらに、他者の尊厳を傷つけず、塾歌の2番の歌詞のように常に心に炬火をたき続けながら学生生活を謳歌して欲しい、とエールを送りました。
その後、熊谷直哉薬学部教授による教職員代表祝辞、法学部の鈴木夕貴君による入学の辞と続き、式典の最後に1974年(昭和49年)年三田会から寄附目録の贈呈と挨拶がありました。
式典終了後には卒業50年塾員招待会が開催され、多くの方が参加し旧交を温める姿が見られました。新入生たちも在学中に学問に励み、課外活動に精を出し、塾員となっても語り合える生涯の友と出会うことでしょう。
また、同日午前には、大学院入学式が同会場にて挙行され、14研究科合計1,775名(修士課程1,295名、博士課程264名、専門職学位課程216名)の入学者を迎えました。
式は松浦良充常任理事による学事報告に始まり、続く伊藤公平塾長による式辞では、AIの時代性を踏まえ、科学技術の上をいく人間が必要な時代だからこそ学問が重要であることを説き、ますます学者の必要性、価値が高まるということにおいて、新入生に対して希望と期待を抱いていると述べました。
続いて、大澤祐介健康マネジメント研究科准教授が教職員を代表して祝辞を述べ、大学院での学びは、自身が社会で果たすべき役割を見出し、将来直面するさまざまな課題を乗り越えて、学術的にも人としても成長するための基盤となりえること、未来への夢を追い続ける勇気を持ってほしい、と語りかけました。
最後はワグネル・ソサィエティ・オーケストラの演奏による塾歌斉唱で締めくくられ、同一会場に参列した家族とともに新たな門出を祝いました。
朝方に降っていた雨もあがり、青空の下、日吉キャンパスは希望に満ちた笑顔にあふれていました。