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[プレスリリース]
生まれた時の生殖様式がテロメア長維持機構を規定する -寿命に関する生命の謎を解明-

研究
2012/12/27  慶應義塾大学

慶應義塾大学理工学部生命情報学科松本緑准教授他は、同大学院大学院理工学研究科学生(論文作成当時)田坂健太と、無性生殖や有性生殖を環境に応じて使い分ける扁形動物プラナリアを用い、プラナリアの誕生時の生殖様式(無性か有性か)が細胞の寿命を規定することを示すことに成功しました。
細胞分裂の際のゲノム複製過程に伴い、線状の染色体の末端に存在するテロメア長が短縮化すること(染色体の末端複製問題)、それによって、染色体を維持することができなくなることで、細胞の寿命が規定されます。
誕生時に有性生殖の場合には、誕生2年後のテロメア長が短縮化し、一方、誕生時に無性生殖の場合には、テロメア長は一定の長さに維持されるという結果、さらに、誕生時に無性生殖であったものを有性生殖に転換させた場合でも、テロメア長は一定の長さに維持される結果が実験によって得られました。
この研究成果は欧州科学誌『International Journal of Developmental Biology』に2012年12月20日(木)(日本時間)にオンライン版に掲載されました。
http://www.ijdb.ehu.es/web/paper/120114mm/innate-sexuality-determines-the-mechanisms-of-telomere-maintenance外部サイトへのリンク

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