3月1日(火)、Zoomによるリアルタイム配信形式にて、2021年度の小泉信三記念講座として、黒川行治名誉教授(千葉商科大学会計ファイナンス研究科教授)による講演「わが国政府の財政状態と納税行為の意義」が行われました。
黒川名誉教授は金融庁「企業会計審議会」委員、国土交通省「道路資産評価・会計基準委員会」委員長、財務省「財政制度等審議会」委員および「法制・公会計部会」部会長、公認会計士第2次試験委員などを歴任し、現在は一般財団法人産業経理協会の理事長を務める、日本を代表する財務会計研究者です。
講演では、財務諸表がもたらす情報から日本政府の財政状態を理解すること、公共哲学の諸説を振り返るとともに諸説の示唆する納税行為の意義を検討し、未来を生きる次の世代に思いを馳せ、現在を生きる自分たちの納税行為に関する心構えを確認することの2点を目的に財政状態や納税行為について多様な切り口でお話をいただきました。
参加者は皆熱心に聴講し、知見を深めました。