12月7日(金)、三田キャンパス北館ホールにて、サイバー文明研究センター主催のイベント、“KGRI Great Thinker Series-Cyber Civilization: Prologue”が開催されました。当日は、英国ウォーリック大学のシニアリサーチフェローであるジョナサン・ケーヴ教授、米国ペンシルベニア大学のジェラルド・ファルハーバー名誉教授、米国ローズモント・カレッジ学長のリサ・ドリング教授を迎え、インターネットテクノロジーが教育、ビジネス、文化、そして人類社会に与えた影響と、今後の可能性や課題をテーマに公開講演が行われました。
また、「日本におけるサイバー文明の未来」というテーマでパネルディスカッションが行われ、サイバー文明研究センターの共同センター長であるデイビッド・ファーバー教授がファシリテーターを務めました。パネルディスカッションには、講演者に加えて経済産業省 商務情報政策局コンテンツ産業課長 高木美香氏が参加し、現在の日本における制度等について着目した意見により議論が深まりました。後半では聴衆も議論に参加し、活発な意見交換が行われました。
イベントでは、ファーバー教授が創設したデイビッド・ファーバー賞の授賞式も行われました。この賞は、慶應義塾大学の学生を対象に情報技術と社会の相互作用に関する小論文を募集し、優れた作品に賞が授与されるものです。
当日は、政府機関をはじめ、高等教育機関、産業界のさまざまな分野から150名以上の参加があり、盛況なイベントとなりました。